こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
『白あんを作ってみようかな?』と思っても原材料の白い豆って意外と色々ありますよね。
『どれがいいのかなぁ…??』なんて悩んでいるうちに、結局作らなかったという経験もあるのではないでしょうか?
という僕もスマホがなかった時代では、そういうことがよくあったから痛いほどわかるんですよね(^_^;)
ここでは「白あんの原材料」について解説していきたいと思います。
・白あんを作ってみたいけど原材料はなに?
・どの原材料で白あんを作るのがいいの?
・白あんの原材料で気を付けたいことは?
この記事を書いている僕はパティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)
読み終わって、
・白あんの原材料がわかった!
・白あんの原材料の種類が色々あることがわかった!
・白あんの原材料で気を付けたいポイントもわかった!
と、白あん作りがスムーズにいき充実したおうちでのカフェタイムなどを過ごせてもらえると僕も嬉しいです(^_^)
フルーツ大福などのあんことフルーツを合わせたお菓子には、味わいが繊細な白あんの方が特に良く合います。
白あんの原材料の謎が解けたところで、早速作って楽しんでみてください。
・白あんを作ってみたいけど原材料はなに?
白あんを作ってみようと思っても、はじめは材料について詳しくないのでどれを買えばいいのかわからなくて困ってしまうことも多いと思います。
まず結論から言ってしまうと、白あんの材料はその名の通り白い豆です。
さらに白い豆をまとめて白いんげん豆と呼びます。
白いんげん豆にもいくつかの種類や特徴があるので、より詳しくみてみましょう(^_^)
・白あんに使われる白いんげん豆の種類。
ひとくくりに白いんげん豆と呼ばれる白あんの原材料を、より詳しく分けると次のようなものがあります。
【白いんげん豆の種類】
・手亡豆
・白花豆
・白金時豆
・大福豆
・白小豆
いんげん豆を漢字で書くと「隠元豆(いんげんまめ)」みたいです。

なんか日本っぽくてめっちゃかっこいいな。
以上の白インゲン豆を使えばどれでも白あんは作ることが出来ます!
近くのスーパーや百貨店、製菓材料店や豆屋さんなど、手に入るもので白あん作りにチャレンジしてみてください。
といっても、最近ではスマホがあるので全然困らないと思いますが(^_^;)
・白いんげん豆で迷ったらとりあえずこれ。
また白あんの原材料になる白いんげん豆はマメ科インゲン属。
白いんげん豆の種類には、比較的小粒の手亡豆や、煮豆などに使われる大粒の大福豆や白花豆があります。
和菓子にもよく使われる白い豆の代表が手亡豆(手亡インゲン豆)と呼ばれるもの。
お値段もその他のいんげん豆と比べて比較的安価です。
なので僕の経験上ではありますが、迷ったらとりあえず手亡豆(手亡いんげん豆)にしておけばいいのかなと思います(^_^)
「手亡豆の由来は?」
手亡豆には蔓(つる)が無く、蔓をからめてのばす手竹という支柱が必要ないところから、手亡豆と名付けられたそうです。
・白いんげん豆の粒の大きさは?
白あんの原材料になる白いんげん豆については種類がいくつかありますが、その種類によって豆の粒の大きさも変わってきます。
【白いんげん豆の大きさの順番】
白小豆<手亡豆<大福豆<白金時豆<白花豆
豆の粒の大きさが変わってくると、水に戻す時間や、柔らかくなるまで火にかける時間も変わってきます。
白花豆サイズになってくると柔らかく煮るまでにどうしても時間がかかってしまうので、白あんの場合特にこだわりのないなら手亡豆で十分でしょう。
その他にも1番気になるところはお値段。粒が大きくなるにつれてお値段もお高くなっていきます。
大粒できれいな煮豆にするなら白花豆もいいかなと思いますが、白あんの場合には最終的には潰してしまうので材料費の面でみてもやっぱり手亡豆がおすすめです(^_^)
白あん(こしあん)を炊く場合には皮を取り除く必要がありますが、大きな豆なら枝豆の要領で1つ1つむくという手段をとることもできます。
これは粒の大きい白花豆だからこそできる最大のメリットです。
逆に粒の小さい手亡豆ではそれはやめた方がいいですね、潰して裏ごしましょう。

手亡豆を1個ずつむくとか……なにかの修行か?(笑)
「美味しい白あんを作りたい!」という方や、「白あんの作り方を詳しく知りたい!」という方はこちらも合わせて読んでみてください(^_^)
・白いんげん豆には毒がある。【加熱すれば問題なし!】
実は白いんげん豆には「レクチン」という毒素が含まれているので、取り扱いには注意しなければなりません。
といってもこの「レクチン」は、しっかり加熱することで簡単に消えるので白あんや煮豆などには全く問題ないです。

そうなんだ!それならよかった!
※白いんげん豆の毒素「レクチン」を食べてしまうと、吐き気やお腹がゆるくなるなどの症状が出てしまうことがあるので十分に気を付けましょう。
「レクチン」が消える加熱の目安は、沸騰状態で5分~10分が目安と言われています。
しっかりと加熱していない場合にはレクチンの毒性が逆に強まるとも言われているので安全のために加熱時間はしっかりしたいもの。
『柔らかくなったかな?』と味見するのがあまりにも早すぎると、「レクチン」が消えていないこともあるかもしれないので要注意です。
もし味見をする場合も、しっかり十分に加熱してから食べるようにしましょう(^_^)

白あんに関しては茹でてないのに味見することもないと思うから、その辺りはそこまで気にしなくて大丈夫だと思うよ。
・豆は世界中でもよく使われる優秀な食材。
白いんげん豆といえば白あんや甘く煮た煮豆などが1番に思い浮かぶと思いますが、世界的にどこの国でも豆を使った料理はあります。
スープの具材に使ったり煮込み料理に一緒に煮込んだりなど、その豆の使い方は国によっても様々です。
豆を使った料理やスイーツは味わい以外にも、食物繊維も多く腹持ちも良く、美容や健康のためにも欠かせない栄養素を含んでいるパワーのある優秀な食材。
そのため世界中で古くから長く愛され続けているのではないかなと思います(^_^)
ヨーロッパでは豆を使った煮込み料理も多くあるし、それなら逆にもし日本の外で白あんを作るとなっても白い豆は比較的簡単に手に入りやすいはず。
なので和菓子が好きな外国の方にも、白あんを作って楽しんでもらえることもまた面白そうです(^_^)

和菓子の良さを知ってもらえると嬉しいよね!僕パティシエだけど(^_^;)
・まとめ
今回は、
【どれが正解なん?】白あんの原材料と気を付けたいポイントを解説。
についてまとめました。
【白いんげん豆の種類】
・手亡豆
・白花豆
・白金時豆
・大福豆
・白小豆
『白あんを作ってみようかな?』と思ったときに悩みがちな原材料、白いんげん豆についてまとめました。
どれが1番良いとかではなく、身近に手にはいるもので作ればいいんじゃないかなと思います。
手作りすれば思っているよりも多く出来上がります。これが手作りの嬉しい誤算かもしれないですね(^-^)
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