こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
たい焼きや大福に入っているあんこは小豆あんが定番ですが、滑らかな白あんも負けず劣らず大好きな方も多いのではないでしょうか。
白あんは普通の小豆あんに比べると、優しい甘さと上品な味わいで果物と合わせたりと、和菓子にも洋菓子にも色々な使い方が出来る便利なあんこです(^_^)
ここでは「基本の白あんレシピと作り方」について解説します。
美味しさのあまり、「白あんは大好きだけど、作るの難しいんでしょ?」や『白あんってなんか作るの大変そう…。』と思っている方は1度読んでみてください(^_^)
・白あんのレシピってどんな感じ?
・白あんを作るのって難しいの?
・白あんはつぶあんとこしあんだと何が違うの?
この記事を書いている僕はパティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)
読み終わって、
・シンプルな白あんのレシピがわかった!
・白あんが意外と簡単なことがわかった!
・こしあんとつぶあんの作り方がわかった!
と、白あんを作って口いっぱいに頬張ったり、シフォンケーキにサンドしたりと、白あんを満喫してもらえると僕も嬉しいです(^_^)
最近ではフルーツが丸ごと入ったフルーツ大福などもよく見かけたりします。
優しい甘さの白あんの方がフルーツとの相性も良いので色々と試してみると楽しいですよ!
・白あんのレシピと基本の作り方。
今回の白あんはいい感じに甘さを控えたレシピです。
甘過ぎないのでより豆の風味が際立ち満足度が高く、罪悪感は低めの嬉しい仕上がりになっています(^_^)
(出来上がり量約650~750g)
・白いんげん豆‥‥‥‥250g
・上白糖‥‥‥‥‥‥‥175g(乾燥豆の70%量)
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥2g(約2つまみ)
白あん作りに使う材料はたったの3つだけです。

材料揃えるの楽なの助かるなぁ~。
※「白いんげん豆」が手に入らない場合には「白花豆」や「手亡豆」という豆でも同じように作ることができます。
洋菓子のカスタードクリームとかだと、あんこと比べて材料が多く冷蔵だったりで賞味期限も気になるところですが、白あんは豆も乾燥しているしそういうところはあまり気にしなくていいので嬉しいところです。
今回のレシピは甘さ控えめのレシピになっていますが、砂糖の量の違いでレシピは無限にあるといっても過言ではありません。
ですがこの「乾燥豆の70%量の砂糖」という黄金の方程式を覚えておけば、豆を基準に計算すればどんな豆の量でも簡単に作れるので覚えておいて損はないんじゃないかなと思います(^_^)
簡単に豆を丸ごとそのまま炊けば白つぶあんに。手間はかかってしまいますが、豆の皮を取り除いて炊けば絹のように滑らかな白こしあんに。
材料は同じなので好みの方を選べば大丈夫です(^_^)
普通の小豆を使ったあんこの作り方も知りたい方はこちらも見てみてください。
・白あんの作り方と手順。
あんこを炊くということは思っているほど難しくはないと思います。
だって鍋で炊くだけだから(^_^;)
初めてだとさすがに緊張しますが、あまり難しく考えすぎないで気軽に炊いてみると案外ちゃんと出来ますよ。
・基本となる白あん(つぶあん)の作り方。
白あんの作り方は「つぶあん」か「こしあん」によって途中少し作り方が変わってきますが、大体流れは同じです。
まずはどちらの基本ともなる「白つぶあんの作り方」は次の通りです。
【白あん(つぶあん)の作り方と手順】
白いんげん豆を水に一晩つけてもどす。
↓
白いんげん豆を茹でこぼす(渋切り)。
↓
水を換えて火にかけ、白いんげん豆が柔らかくなるまで弱火で煮る。
↓
砂糖と塩を加えて炊く。
↓
完成!
茹でて炊くだけなので、お菓子作り初心者の方でも安心(^-^)

えっ!?あんこってこんなに簡単なん!?
特に専用の道具も必要ないので気軽に作ることができることもあんこの魅力のひとつです。
・滑らかな白あん(こしあん)の作り方と手順。
こしあんになると一気に難易度が変わってくるように思います。
というのも皮を取り除くという作業が地味に大変だからです。

難易度っていうか面倒度が上がるって感じかな(^_^;)
基本的な部分はつぶあんと同じですが、少し工程の増えた「白こしあんの作り方」は次の通りです。
【白あん(こしあん)の作り方と手順】
白いんげん豆を水に一晩つけてもどす。
↓
白いんげん豆を茹でこぼす。(渋切り)
↓
水を換えて火にかけ、白いんげん豆が柔らかくなるまで弱火で煮る。
↓
柔らかくなった豆を潰して中身を出す。
↓
水の中でザルを使ってふるい、皮を取り除く。(中身を下に落とすイメージ)
↓
皮は捨て、沈んだ中身をさらしなどで濾す。
↓
さらしにたまった白いんげん豆の実の水分を絞る。(これが生あん)
↓
鍋に絞った白いんげん豆(生あん)、砂糖と塩を加えて炊く。
↓
完成!
さらしで絞るときにしっかりと水分を絞っておくことで砂糖と炊くときに時短になるので、あんがぽろっとするまでしっかりねじって絞ることがポイントです。

水分が残っていると炊く時間が長くて熱いし飛び散るしで大変だから!
また最後の炊きあげの時にはあんが飛んできて危ないので、軍手をして長袖を着たり、柄の長いヘラを使うことをおすすめします。
滑らかなこしあんは美味しいですが、白いんげん豆の皮を除去する工程が地味に面倒かもしれません。

豆250g程度だとそこまで気にならないけどね。
そして、皮を捨ててしまう分仕上がりの量が少し減ってしまうというデメリットもあります。
粒々感が気ならない方は、簡単で量もとれる白つぶあんがおすすめです(^_^)
・白いんげん豆の皮をとる方法。
豆の皮をとる方法は人それぞれありますが、次のどちらかになると思います。
【白いんげん豆の皮をとる方法】
・軽く茹でて枝豆のようにむく。
・潰してザルなどでこす。
白花豆などの粒の大きい豆だと1つずつむくこともできるかもしれませんが、今回使った白いんげん豆だとなかなか厳しいです(^_^;)

しゅ…修行か?(笑)
なのでおたまの後ろやヘラ、その他にはポテトマッシャーなどを使って潰してからザルで裏ごす方がいいかなと思います。
ちなみに僕はハンドブレンダーにかけて目の細かいザルでこしたりしてます。

量が多くてもハンドブレンダーなら鬼早!
要するに豆を潰して中身が出ればOKなので、身の回りにあるものを使ってもらえれば大丈夫かなと思います(^_^)
・白つぶあんと白こしあんはどっちが簡単?
あんの作り方って「豆を柔らかくなるまで茹でてお湯を切り砂糖と炊くだけ」なので、実は思っているほど難しくないんですよね。
特に粒あんの場合は本当にそれだけ。
お鍋ひとつで作れちゃうので絶対に白つぶあんの方が簡単です(^_^)
こしあんは滑らかで美味しいんですが、その美味しさの為にちょっとばかり手間がかかります。
皮を取り除く作業で嫌になってしまっても楽しくないので、皮の食感がそこまで気にならない様なら簡単でコスパの良いつぶあん一択かなと思います(^_^)

白いんげんの皮は薄いから、あんこで食べるならそこまで気にならない程度かなと僕個人的には思うけどね。
白こしあんも白つぶあん、どちらも美味しく、どちらも良さがあるので捨てがたく困ってしまいますね(^_^)
・白あんの美味しい食べ方。
美味しく炊き上がった白あんを色々な形で楽しんでみてください(^_^)
【白あんの美味しい食べ方】
・白あんトースト。
・白あんどら焼き。
・白あんおはぎ。
・ホットケーキのトッピング。
朝には白あんトースト、昼にはホットケーキにのせて抹茶をふったりといろんなスイーツに万能に使えるし、もちろんそのまま食べても美味しいです(^-^)

甘さ控えめなのでパクパク食べられる。
味見で無くなっちゃう(^_^;)
食物繊維やビタミンも豊富で、手作りならもちろん無添加。
白あんは、美容と健康に良い豆を美味しく食べる方法のひとつかなと思います。
・まとめ
今回は、
【つぶあんでもこしあんでも】上品な甘さの白あんレシピと作り方。
についてまとめました。
(出来上がり量約650~750g)
・白いんげん豆‥‥‥‥250g
・上白糖‥‥‥‥‥‥‥175g(乾燥豆の70%量)
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥2g(約2つまみ)
【白あん(つぶあん)の作り方と手順】
白いんげん豆を水に一晩つけてもどす。
↓
白いんげん豆を茹でこぼす(渋切り)。
↓
水を換えて火にかけ、白いんげん豆が柔らかくなるまで弱火で煮る。
↓
砂糖と塩を加えて炊く。
↓
完成!
【白あん(こしあん)の作り方と手順】
白いんげん豆を水に一晩つけてもどす。
↓
白いんげん豆を茹でこぼす。(渋切り)
↓
水を換えて火にかけ、白いんげん豆が柔らかくなるまで弱火で煮る。
↓
柔らかくなった豆を潰して中身を出す。
↓
水の中でザルを使ってふるい、皮を取り除く。(中身を下に落とすイメージ)
↓
皮は捨て、沈んだ中身をさらしなどで濾す。
↓
さらしにたまった白いんげん豆の実の水分を絞る。(これが生あん)
↓
鍋に絞った白いんげん豆(生あん)、砂糖と塩を加えて炊く。
↓
完成!
あんこを炊くことは時間はかかりますが工程は難しくはありません。
家事のついでや勉強のついでに豆を鍋にかけておけば、あっという間に柔らかくなります。
冬場には豆を火にかけていれば部屋も暖かく、加湿にもなるのでそんな使い方も便利です(^_^)
くれぐれも火傷にはご注意下さい!
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