ふわふわのスポンジケーキって本当に美味しいですよね(^_^)
甘い香りと卵の優しい風味。
たっぷりの生クリームでコーティングして季節のフルーツで着飾れば
本当に幸せなひとときを過ごせると思います。
特に大切な人との記念日や
家族やお友達の年に1度の誕生日。
イベントの演出には欠かせないケーキですよね!
そのケーキで大事なスポンジをお家で1から作ってみませんか(^_^)
改めまして自己紹介させていただきたいと思います。
僕は現役パティシエのきらのすけです。
10年以上パティシエとして毎週スポンジケーキを焼いてきました!
作り方やポイントやわからない部分など、
僕がお手伝い出来ることがあればなんでもサポートしたいと思います!
今回は、
・家でも簡単にスポンジケーキが作りたい!
・必要な材料や器具は?
・美味しく作るポイントってなに?
この3つを詳しくまとめていきたいと思います。
この記事を読めば、
・家でもスポンジケーキが作れるようになる!
・手作りのケーキで最高の思い出にすることができた!
・低コストで美味しいスポンジケーキがたっぷり食べられて大満足!
など、
本当に幸せなことしか起こらないので
ぜひお菓子作りを楽しんでみて下さい。
誰でもスポンジケーキを作ることができるはずです(^-^)
・スポンジケーキの作り方
スポンジケーキに限らず、
お菓子作りってなにかとハードルが高そうなイメージがありますよね(^_^;)
僕もはじめて家のオーブンで
スポンジケーキを焼いたときはそう思っていました。
頼りなのはレシピ本の説明と写真のみで
誰にも頼ることが出来ませんでした。
今回、このスポンジケーキですが先に答えを言ってしまうと、
スポンジケーキは作り方のコツを覚えれば
誰でも簡単に作ることが出来ます!
パティシエさんだから、、
なんて思うかもしれないですが、
僕もはじめは初心者でしたからね(^_^)
それでも1つずつ覚えて何度も作ったので
こう思えるまでになりました。
なのでぜひ挑戦してみて下さい(^_^)
ではまずスポンジケーキにもたくさん種類があるので、
そこから少し解説していきたいと思います。
・作り方で変わるスポンジケーキの種類
ひとくちにスポンジケーキといっても無数のレシピが存在します。
材料のグラムが微妙に違ったものや、
入っているものがほんの少し変わったり。
シェフの数だけレシピはあると言っても過言ではありません。
実際に僕も、
スポンジケーキだけでもたくさんのレシピを見てきましたし、作ってきました。
でもレシピは本当にたくさんあると思いますが
基本的な作り方は共通しているので、
順番や作業工程を守れば誰でも美味しいスポンジケーキが作れます!!
スポンジケーキは大まかに2つに分かれるので、
そこの違いを見てみたいと思います(^_^)
・別立て法で作るビスキュイ
ひとつめは、
卵を卵黄と卵白に分けて別々に泡立てたあとに
その2つの生地を合わせ、
薄力粉を加えるという作り方の別立て方法のスポンジケーキ。
これもスポンジケーキで間違いないのですが、
スポンジケーキとは英語なので
お菓子作りのプロのなかでは
名前をビスキュイ(biscuit)
または、
ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール(biscuit a la cuillere)
と呼んでいます。
スポンジケーキが英語に対して
こちらはフランス語です。
この別立て法のスポンジケーキの特徴はとにかく軽いこと。
卵黄に空気を含ませて、
更に卵白にも空気をたっぷりと含ませているので
とにかく軽いです!
とてもふわふわとしていて口溶けもよく、
いくらでも食べられそうです(^_^)
・共立て法で作るジェノワーズ
次に卵を分けずに全卵で泡立て生地を作り、
薄力粉を加えていく作り方。
これを共立て方法のスポンジケーキと呼びます(^_^)
別立て法は卵を別々にしましたが、
この共立て法は卵を分けずに共に泡立てて作っていきます。
共立て方法で作ったスポンジケーキの特徴としては、
・泡立てる生地が1つだけなので素早く作れる
・別だてに比べるとしっかりとした味わいになる
とよく比較されます。
確かに家では洗い物も少なくなるしいいとは思うんですが、
僕の経験上作る手間や時間はそれほど大差ありません(^_^;)
それならよりふわふわで軽いものが喜ばれるので
僕は断然別立てのスポンジケーキ派です!
ご家庭の環境や好みもあると思いますので、
どちらが良いとかは決まりはないですね(^_^)
・スポンジケーキの材料はいたってシンプル
それではいよいよ材料を見ていきましょう(^_^)
お菓子作りは
料理ほど使う材料は多くありません。
基本的な材料は決まっているので、
作り方1つで様々なお菓子に変化するところも
お菓子作りの面白いところだとおもいます!
今回のスポンジケーキの
主な材料はたった3つです。
・卵
・グラニュー糖
・薄力粉
最低限これさえあればスポンジケーキは作れてしまいます!
どれも家にあるものですぐ作れそうです(^_^)
なんか作れるような気になってきませんか?
つぎに必要な器具を見ていきましょう!
・必要な器具(最低限揃えておくもの)
材料はどの家庭でもありそうなものばかり。
さっそく作ってみようかなと意気込みますが、
お菓子作りの器具が揃っていないとなかなか
満足いく仕上がりにすることは難しいです(^_^;)
この器具たちを万全の体勢に揃えることが、
1つの大きな試練かもしれません。
今回は本当に最低限揃えたい器具をまとめておいたので、
キッチンを思い出しながら一緒に振り返ってみましょう(^_^)
・材料を計量する計り
材料がそろったら1番にとりかかることは
お菓子作りの基本とも言える「計量」です。
きっちりした計量が、
きちんとした仕上がりになる。
と昔から口を酸っぱく成る程言われているくらいで、
計量するためには電子計りが必須です。
もしお家に電子計りがないのなら、
高価なものが高性能というわけでもないので
セールや在庫処分を狙って購入も考えていいと思います。
どうしても電子計りがない場合には
計量カップや大さじ小さじでも計ることも可能です!
大さじ小さじで計量する場合に参考になる記事もあるので、
どうしてもな方はそちらを参考にしてみてください(^_^)
・薄力粉の粉ふるい
これはちょっとやらなくても大丈夫かな?
と思われがちな作業なんですが、
しっかり失敗なくきれいにふわふわで
口溶けの良いスポンジケーキを作りたいなら
この作業はサボってはいけません(^_^;)
ここについては後に詳しく解説します。
粉ふるいは、
お菓子作りの為の薄力粉をふるう専用器具もありますが、
なければ別に普通のザルなどで大丈夫です!
袋に入っている薄力粉は
ダマになっていることが多いので
それを少しあみでほぐすことができれば良いです。
これなら家にありそうですよね!
・卵を泡立てる泡立て器(あればハンドミキサー)
この泡立て器は、
スポンジケーキを作るために1番重要な器具ではないでしょうか!
泡立てるから気泡ができる。
↓
気泡ができるから膨らむ。
そんなわけなので泡立て器がない場合はなんとか手に入れましょう(^_^)
高級なブランド泡立て器は
お菓子作りに全く必用ではありません。
100均でも泡立ちが早くなる泡立て器など
充分揃うので1度行ってみても面白いかもしれません。
コツではなく1つだけアドバイスがあるんですが、
ちなみに僕はハンドミキサーはお菓子作りに必須だと思っています。
泡立て器でも作ることは可能なんですが、
共立て法も別立て法も手で泡立てるとなると
時間もかかるし、相当な力と体力がいります!
それに美味しいスポンジケーキを作るのに
汗だくになってはあまり楽しいとは言えません(^_^;)
購入も視野にいれておいて、
タイミング良いときに購入しておけば
より優雅にお菓子作りが進められますよ!
・生地を合わせるボール
卵を泡立てたり、
泡立てた生地と薄力粉を混ぜ合わせる時に
必要になるのがこのボール。
・別立て法スポンジケーキを作るなら最低2個。
(卵黄生地で1個、卵白生地で1個)
・共立て法スポンジケーキを作るなら最低1個。
(卵泡立て用で1個)
これが最低ラインです。
グラニュー糖を計ったり薄力粉をふるったりなどは
普通の茶碗やどんぶりでも代用はできます。
また生地を混ぜるときには
少し大きめのボールが良いです!
混ぜやすく、
せっかく泡立てた生地の泡も壊れにくいからです。
卵3個分のレシピのように
そこまで大量に作るわけではないのなら、
直径30㎝位のボールで問題ありません。
・生地を混ぜるゴムベラ
ゴムベラがあれば
ボールに付いた生地をきれいに取り出したり、
また混ぜる際に気泡がつぶれないように
さっくりと混ぜることができます!
丁寧に計量しても、
泡立てた卵をすべてきれいに取らなければ
分量も変わって仕上がりが変わってきます。
1本あればなにかと重宝する
お菓子界のエースです(^_^)
・クッキングシート
オーブンで焼くときに
型の内側に敷き込んでつかいます(^_^)
生地を直接型に流して焼いてもいいんですが、
焼き上がりに型から取り出しにくいのと
洗うのがとても大変なので
こちらも準備を忘れずに。
・生地を流し入れる型
スポンジケーキを焼くときに
生地を流し入れる型の定番は丸形です。
直径のサイズもいくつかのありますが、
家庭では卵3個分くらいの少ないレシピがちょうど作りやすいと思うので
それに合った直径18㎝位のものを
用意しておけば使い勝手が良さそうです(^_^)
・焼くためのオーブン
お菓子作るときに欠かせないもののひとつがこのオーブンです!
スポンジケーキや、マドレーヌ。
フィナンシェやパウンドケーキ、クッキーにマカロンなど、
美味しい焼き菓子もたくさんありますね!
高性能のものでなくても焼ければ問題ないので
普通に温度調節ができて2段くらいに別れているものがあれば良いですね(^_^)
ここまで来れば準備が整うまであと少しです。
・焼き上がりに必要ケーキクーラー
このクーラーは必要ないように見えて
実は仕上がりに差がつく仕事をしてくれます。
焼き上がりにこのクーラーを使って冷ませば、
スポンジケーキの持つ熱によって蒸れることが無いのでしぼむことなくふんわりと仕
がります!
・スポンジケーキの作り方を紹介
では準備が整ったところで、
スポンジケーキの作り方を簡単に紹介します(^-^)
今回はよりふわふわで軽い
別立て法のビスキュイを、
初めての方にも分かりやすいように簡単にまとめたいと思います!
・スポンジケーキのレシピ
ではまず基本のレシピですが、
・卵黄(Lサイズ) 3個分
・グラニュー糖 45g
・卵白(Lサイズ) 3個分
・グラニュー糖() 45g
・薄力粉 90g
これが基本中の基本のスポンジのレシピです。
材料3つで作れるので気軽に挑戦できます(^_^)
・スポンジケーキの作り方
続いては作り方です。
初めての方もいると思いますので、
なるべくポイントを絞って簡単に解説します(^_^)
①まずは計量!レシピ通りの分量を別々に分けながら計ります。
泡立てるものはボールに。
薄力粉は粉ふるいに入れながら計量すれば
無駄なくすすめることができます。
②次は卵黄生地と卵黄用のグラニュー糖を合わせて泡立てていきます。
ここで泡立ての目安として、
泡立て器(ハンドミキサー)ですくい上げたときに、
もったりと、とろとろとゆっくり落ちていく状態。
よくリボン状という表現をされていることが多いと思います(^_^)
③次に卵白生地作りです。
はじめは卵白のみを泡立て器(ハンドミキサー)で
ホイップクリームのように白く、
きめ細かくなるまでしっかりと撹拌していきます。
泡立ての目安は、
泡立て器でスッと持ち上げたときに生地がピンとつのがたつくらいです。
また泡立っていく段階で、
グラニュー糖を3回に分けて加えていきます。
1度に加えると泡立ちが悪くなって、
スポンジケーキのふんわり感が損なわれるからです!
④では先に泡立てておいた、
卵黄生地と卵白生地を混ぜ合わせていきます。
卵白生地を卵黄生地の方へ、
3回に分けて少しずつ馴染ませるように
しっかりと混ぜ合わせていきます。
⑤全て混ざったら最後にふるった薄力粉を加え
混ぜていけばスポンジ生地の完成です!
この薄力粉も卵白生地と同じように、
3回に分けて少しずつ馴染ませるように加え
混ぜ合わせてください。
1度に全て加えるとムラができるし、
混ざりにくいのであくまで少しずつです(^_^)
⑥いよいよ作った生地を型に流し入れていきます。
スポンジ生地を入れる前に、
しっかりとクッキングシートを敷いておきましょう!
直径18㎝の丸型なら、
底面はしっかりと。
側面はきじが焼いて膨らむことを想定して
あふれてこないように型より少し上まで余裕をもっておきましょう!
⑦最後に180℃に余熱したオーブンで30分焼いて完成です(^_^)
よく言われる確認法法は、
竹串をさして生焼けのスポンジ生地が着いてこなければOKとのこと。
⑧焼き上がったスポンジケーキはしぼまないように
ケーキクーラーの上にひっくり返して、
型を外して冷ましていきます。
焼き上がりはとても熱くなっているので、
オーブンミトンや軍手などをつけて
やけどには充分に気を付けてください!
ここまででやっと完成です(^_^)
材料はシンプルなのに作り方は少し難しいかもしれませんが、
慣れると30分もかからずオーブンに入れられるのでとても簡単!
いつでも好きなときにふわふわとした
焼きたてのスポンジケーキを味わうことが出来るようになります!
スポンジケーキとひとくちに言っても
他にもレシピはたくさんありますが、
まずはシンプルなところから作ってみると良いでしょう!
本当はこのスポンジケーキの生地作り。
・もっと注意してほしいこと
・失敗の原因
・メレンゲの目安
・より成功の秘訣
・バターなどが入る香り高くリッチなレシピ
などなどたくさん聞いて欲しいことがたくさんあるのですが、
めちゃくちゃ長くなってしまうので
また別のところでお話ししたいと思います(^_^)
・絶対に成功する作り方!秘訣は?
それはとにかく泡立てること!!
泡立てた気泡が焼くことによって膨らむからです(^_^)
この気泡をたくさん作ってあげること!
そして作った気泡を潰さないよう守ること!!
この2つの事が出来れば、
間違いなく誰でもふわふわで軽いスポンジケーキを作ることが出来ます!
・材料費を計算してみた
スーパーなどにもスポンジケーキのスライスが売ってあるので
生クリームを塗れば簡単にショートケーキが食べられると思いますが、
自分で1からスポンジケーキを作るのメリットの1つに
安く作れて、お腹いっぱい食べられる!!もあると思います。
僕も食いしん坊なので
この考えはすごーーくよくわかります(^_^)
ざっとですが材料費を計算してみたので、
参考にしてみてください。
卵3個→11円
グラニュー糖90g→20円
薄力粉90g→25円
スポンジケーキ1台分
合計 56 円
※僕のよく行くスーパーでの金額で計算していますので、みなさんとは少し異なるかもしれませんがご了承下さい。
こんなに安いの!?
と思われた方も多いんではないでしょうか?
これは作らない理由が見つかりませんね(^-^)
・まとめ
長くなってしまいましたが、
スポンジケーキを作り始める前の準備段階のことや
作り方を丁寧に解説しました!
レシピ本に書いてないようなことや
とても重要なこともあったのではないかなと思います(^_^)
生クリームを塗ったり絞ったりすれば
もう立派なスイーツの完成です!
では健闘を祈っています(^_^)
良いスイーツライフを!
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