スポンジケーキを失敗する原因8つを改善!成功までの道のり!

スポンジケーキを失敗する原因8つを改善!成功までの道のり! スポンジ・ビスキュイ



「スポンジケーキが思ったほど膨らまないなぁ。」


家でスポンジケーキを何度か作ったけど
なかなか思うような仕上がりにならず悩んでいませんか?

ふわふわのスポンジと生クリームで
最高の家カフェ時間を家族や友達と過ごしたいのに、

目の詰まったスポンジケーキばかりできてしまうと
もう投げ出したくなっちゃいますよね(^_^;)

今回は、

・スポンジケーキがあまり膨らまない。
・スポンジケーキを失敗しないように作りたい!
・もし失敗したときは捨てるしかないかな?

という悩みについて詳しくまとめていきます(^_^)

僕は20代前半の頃、
ケーキ屋さんでパティシエとして仕事をしていました。

スポンジケーキやマドレーヌ、
フィナンシェやパウンドケーキを焼く
焼き物担当していた時期がありましたが、

毎日たくさん焼いていくうちに
ふとコツをつかんだんですよね!(^_^)

毎日スポンジ生地やオーブンと向き合う
貴重な経験をさせてもらえて良かったなと思っています!

この経験を生かして、

・しっかり膨らむ美味しいスポンジが出来た!
・スポンジ作りでの失敗の理由が分かった。
・失敗してもリメイクして美味しく食べられた!

と思ってもらえるように、

僕が学んだことをあなたにも知ってもらって、

そして美味しいスポンジケーキを作れるようになってもらえたら
僕も嬉しいです(^_^)

・スポンジケーキを失敗しないためには?

スポンジケーキを成功させたいなら、
失敗する原因をしっかりと把握して
それをひとつひとつちゃんと守ること!

本当にそれしかありません(^_^)

作り方としては、
別立て法スポンジケーキも共立て法スポンジケーキも、

最後のバターを加えるか加えないかの違いがあるだけで
ほぼ変わらないので、
お手持ちのレシピを元に参考にしてみてください(^_^)

・スポンジケーキを失敗する8つの原因

スポンジケーキを作る工程は
それほどややこしくはないと思います。

レシピもいくつかありますが、
使っている材料も、
卵、グラニュー糖、薄力粉がメインなので
いたってシンプルです(^_^)

ですが同じレシピでも
作り方1つで仕上がりが変わってしまうのが
お菓子作りの科学で面白いところだとも思います!

では「なぜ失敗のするのか?」
ですが、僕が思う答えは、

・計量ミス
・泡立て不足
・泡立て過ぎ
・混ぜなさすぎ
・混ぜすぎ
・焼けてない
・焼き過ぎ
・焼けたら満足

以上の8つです!!

失敗する原因がわかったので、
これらを1つずつ細かく見ていきましょう。

以前スポンジを作った時の事を思い出しながら、
確認してみてください(^_^)

これらを全て解決すれば、
必ず美味しいスポンジケーキを作ることができます!

・計量ミス

これは準備段階で失敗しているパターン。

ここで計量ミスをしてしまうと、
僕だって失敗します(^_^;)

たまに電子計りに何かが引っ掛かっていて
正しく計量できていない何てこともあるので

台の上やテーブル周りなどは、
きちんと整理整頓しながら余裕をもって正しく計量しましょう!

・泡立て不足

次に泡立て段階の失敗例の1つですが、
卵の泡立て不足が原因の場合です。

スポンジケーキが膨らむ最大の理由は、
泡立てた気泡が焼くことによって膨張し生地が膨らんでいくというもの。

なので泡立てが足りないのは絶対にダメです!

ハンドミキサーで泡立てるなら
ある程度早く泡立つので問題ないと思うんですが、

ハンドミキサーが無くて泡立て器(手動)で泡立てるなら
時間も体力も結構必要だし、
途中疲れてしまって泡立て不足になってしまうということもあると思います。

どちらにしても
しっかりと生地が泡立った状態の見極めが大切になってきます!

共立てスポンジの全卵生地なら、
白くもったりとして
泡立て器ですくい上げたときにするするとゆっくりと落ちていき、
落ちたときに線が残って
「の」の字が書けるくらいフワッとしていること。

別立てスポンジケーキの卵黄生地なら、
混ぜたてのオレンジ色から空気を含んで肌色に変化し、
こちらも上の全卵生地のような状態になっていること。

卵白生地(メレンゲ)なら、
白くなるまでホイップされ適度な固さがあり、
泡立て器ですくい上げたときにしっかりピンと角が立つくらい。
そしてボールを逆さまにしても
流れて落ちてこないほど真っ白に泡立てられていること。

・泡立て過ぎ

こちらは先の泡立て不足の逆ですが、
泡立て過ぎても失敗してしまうものもあります。

それは別立てスポンジケーキの卵白生地!

お菓子作りの用語でメレンゲと言われるものです。

このメレンゲは全卵生地や卵黄生地と
少し違う特徴があるので、
泡立てれば泡立てるほど良い!というわけではないんです(^_^;)

メレンゲは泡立て過ぎると
「離水」といって水分が分離してしまい、

ふわふわな状態からボソボソな状態に変化していきます。

なのでピンと泡立った状態になれば
それ以上は泡立ててはいけないんです!

見た目でもわかるのですが、
通常卵白とグラニュー糖で作ったメレンゲ生地は
角が立つ位の適度な状態だと
グラニュー糖の保水力のためツヤがあります。

ですが泡立て過ぎたメレンゲ生地は、
水分を抱えきれなくなってツヤが失われて
くすんだ見た目になるんです。

しっかりと状態を見極め、
泡立てすぎないよう注意しましょう(^_^)

この離水したボソボソのメレンゲで作ったスポンジ生地は、
気泡の安定感も悪く、
しかも混ざりにくいためしっかり混ぜようとすると
またそこで失敗の原因が生まれることになり負の連鎖が起こります(^_^;)

このメレンゲはお菓子作りの基礎で
本当に大事な部分なので難しいとおもいますが
ぜひともマスターしましょう!

・混ぜ過ぎ

先のメレンゲ生地でも少し触れましたが、
薄力粉を加えてからは混ぜすぎると失敗します。

これは薄力粉の
グルテンという成分が鍵となっています。

このグルテンは、水分と合わさって
混ぜたり練ったりすると粘りや弾力が出てしまうんです(^_^;)

パンをイメージしてもらえると分かりやすいかと思います。

この粘りや弾力が、
スポンジケーキのふわふわ感を作ることを邪魔してくるので

薄力粉を加えてからはゴムベラに持ち替えて、
さっくりと下から上に生地を入れ換えるような感じで混ぜてください。

決して練るように混ぜてはいけません!

とはいえグルテンを全然出さないようには不可能ですし、
逆に少し出した方がいいと言う人もいます。

必要以上に混ぜすぎないよう適度に混ぜましょう!

・混ぜなさすぎ

混ぜなさすぎな人はほとんどいないと思っていますが、

混ぜなさすぎても失敗する。
ということも1つ頭に入れておいてもいいでしょう。

1つめは薄力粉を加える工程です。

混ぜなさすぎると薄力粉のかたまりが残ってしまい、
そのまま焼くとスポンジに薄力粉だけの白く粉っぽい部分が残ってしまいます。

2つめは共立てスポンジでバターを加えるとき。

バターを加えると気泡がつぶれやすいから
と言う理由で混ぜなさすぎると、
スポンジ生地にムラができて固めの部分が出来てしまったり
火の入りにもムラができてしまうこともあります。

また別立てスポンジケーキの場合の
卵黄生地とメレンゲ生地を合わせるときも、
気泡を残したいからといって混ぜなさすぎることも
比重の安定しない生地になるので良くないです。

混ぜすぎもダメですが、
ちゃんとしっかり混ぜることも基本です!

・焼き過ぎ

では最後の工程、
焼きでの失敗ですがそれは焼き過ぎ

スポンジケーキに火が通っているか判断するのは
はじめのうちは難しいものです。

僕もスポンジの焼き方を
教わって間もない頃はそうでした。

焼けてるかどうか不安になるから、
もう少し、あともう少しだけ焼いとこうかなと
焼きすぎちゃうんですよね(^_^;)

ですがスポンジケーキを必要以上に焼きすぎると
水分が飛んで行くのでパサパサになってしまいます。

丸の深い型で焼く場合はその程度ですみますが、
ロールケーキのスポンジのように薄くシート状に焼く場合は

クッキーのように固くなってしまって
巻くことが出来ないという大失敗になってしまいます(^_^;)

まずはレシピに通りの時間をしっかり守って、
焼き上がったら必ず竹串をさしてしっかり確認しましょう!

竹串に液状のまだ焼けてない生地がついてこなければ
火が通っているサインです。

ちゃんと確認すれば焼きすぎることは無くなります!

・焼き不足

焼きすぎも失敗の原因ですが、
焼き不足でも失敗してしまいます。

スポンジ生地が焼き不足だと、
正しく焼かれたスポンジのように
弾力のあるふかふかしたさわり心地とはまた変わってきます。

焼き不足の場合は生焼けになっているので、
少しねちゃっとした感じです。

火の入っていないスポンジは重たく、
また焼き固まっていないので、
冷ましたときに沈んでしまいます。

ここでもレシピの時間をしっかり守り、確認し、スポンジの状態を見ながら、
必要なら焼き時間を増やしましょう!

竹串をさしてみても
焼く前の液状の生地が少しくっついてくるので、
竹串をさして引き抜いたときに
生地が付いてこなくなるまでしっかり焼いてください(^_^)

・焼けたら満足

焼き上がりにそのまま何もせず冷ましてしまうと
それも失敗の原因となります。

では何をすればいいかというと答えは簡単です。

それは取り出したスポンジケーキを
型ごと台の上に叩きつけて中の熱を抜いてあげましょう(^_^)

これをすることで失敗が無くなります。

なぜ熱を抜くかというと、
170℃~180℃で焼いた熱々のスポンジケーキを
そのまま冷ますと焼き縮んでしまうからです!

焼き縮むということは、
せっかく綺麗に仕上がったふわふわのスポンジケーキの
目が詰まってしまうということ。

焼き上がったら終わりではなく、
最後にもうひと頑張りすることで
スポンジケーキのクオリティーが格段に上がりますよ(^-^)!

・失敗してしまったら。

お菓子作りは
ほんのちょっとの泡立てや
少しの混ぜ方の違いで
仕上がりが大きく変わってくるので、
そこが難しくもあり面白くもあります。

スポンジケーキを作ってみたけど、
あまり思うようにいかなかったり
失敗したなぁと思うときもあると思います。

そんなときでもへこまずに、
ラスクにしたりチョコレートでコーティングしたりと美味しくリメイクして食べちゃいましょう(^_^)

・まとめ

いかがでしたか?

少し長くなりましたが、
ひとつひとつ細かく見ていきましたので、
分かりやすかったのではないかなと思います。

失敗の原因がわかれば、
もう成功するしか道はありません(^-^)

あなたのスイーツ作りのお力になれたら幸いです。

ではまた。

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