こんにちは!
現役パティシエのきらのすけです(^_^)
年に1度の家族や友達の誕生日。
いつもはケーキ屋さんで買うケーキを今年は手作りで作って喜ばせたい!
そう考えてるかたもいるのではないでしょうか?
僕も子どもの誕生日などのイベントで手作りのケーキを作ったことがあります。
味の美味しさも大事ですが、
やっぱり思いが通じたのか満面の笑みをした写真をおさめることができました!
こどもにとっても僕にとっても
最高の思い出になりました(^_^)
今回は、
・スポンジケーキの作り方をしりたい!
・たくさんレシピあるけど作り方もたくさん?
この2つを解説していきます。
この記事は、
スポンジケーキの準備と作り方の各工程でのポイントを完全にまとめていますので、
全てを読めば手作りのスポンジで思い出に残るケーキを作ることができます。
現役パティシエとして10年以上スポンジケーキを焼いてきて、
100冊以上のレシピ本を読んできたので少しはお役に立てると思います(^_^)
お菓子作り初心者のかたは参考に。
中級者以上の方はおさらいの気持ちで読んでいただけたらなと思います!
・スポンジケーキは誰でも作れます!
お菓子作りはハードルが高そうなイメージがあると思いますが、
スポンジケーキは誰でも作れます(^_^)
お菓子作り10年以上経験している僕も、
はじめてスポンジケーキを作ったときは
美味しいクッキーが出来てその難しさに挫折しました…。
ですがたくさんのレシピ本を読んだり
何度も繰り返し作ることで分かってきたことがたくさんあり、
完全に克服しました!
今では作業開始から15分で生地完成。
焼き時間30分。
と、1時間もかからずスポンジケーキを作ることが出来るようになったんです(^-^)
なのでスポンジケーキは誰でも作れます!
・基本的なレシピ
スポンジケーキのレシピは無限にあると言っても過言ではないです。
たくさんのレシピを見てしまうと、
どれが良いのかわからなくなって前に進まなくなってしまうので、
今回は僕の好みの方、
別立て法のスポンジケーキで進めていきたいと思います(^_^)
ではレシピは以下の通りです。
直径18㎝の丸型×1台分
・卵黄 3個分
・グラニュー糖(卵黄生地用) 45 g
・卵白 3個分
・グラニュー糖(卵白生地用) 45g
・薄力粉 90g
・蜂蜜 5g
共立て法スポンジ(ジェノワーズ)が知りたい方の為に、
またそちらもまとめていきますので次回楽しみにしておいてください。
・スポンジケーキの作り方は1つだけ
先に、スポンジケーキレシピは無数にあるとお伝えしました。
・卵が卵黄3個分で卵白4個分パターン
・薄力粉以外にアーモンドパウダーが入る
・ベーキングパウダーが入っている
・バターや牛乳が入っている
と色々なレシピはありますが、
どれも作り方は同じでちゃんと決まっているので
レシピの数だけ作り方を覚える必要はありません!
簡単にいうと、
計量
↓
卵の泡立て
↓
粉を加え混ぜる
↓
オーブンで焼く
これだけです(^_^)
この正しい作り方を1つ覚えれば、
色々なレシピに応用できるのでぜひマスターしてみてください(^_^)
・スポンジケーキの作り方とポイント
では作り方に入っていきます(^_^)
しっかり準備!
お菓子作りは準備がとても大事です!
きちんと準備しておけばスムーズに進めることが出来ます。
準備①:オーブンを180℃に余熱しておく。
(生地が完成したら、泡立てた気泡が消えないようにすぐに焼くため。)
準備②:材料をすべて計量しておく。
準備③:薄力粉はザルなどでふるっておく。
(粉を加えるタイミングで手が汚れて作業が止まらないため。)
準備④:直径18㎝の丸型にクッキングシートを敷いておく。
①:はじめに卵黄生地から作っていきます。
卵黄生地と卵黄生地用のグラニュー糖を合わせてハンドミキサー(泡立て器)で白くもったりとするまで泡立てていく。
ポイント:卵黄にグラニュー糖を加えたらすぐに混ぜ合わせましょう。
加えてからすぐに混ぜないと卵黄が固まってだまになってしまいます!
泡立て始めに一緒に蜂蜜も加えましょう!
少し温めてあげればさらっとして扱いやすくなります。
充分に空気を抱き込ませ
全体のかさが3倍程度に増えてきて、
泡立て器で生地をすくいあげてボールに落とした時に、
ゆっくりと落ちて線がかけるようなフワッとした状態が理想です(^_^)
ポイント:後卵白生地(メレンゲ)や薄力粉を混ぜ合わせていくので
大きめのボールで泡立てることをオススメします。
(直径25㎝くらいの大きく余裕のあるものが良いですね)
②:次に卵白生地(メレンゲ)を作っていきます。
卵白をハンドミキサー(泡立て器)で
雲のように白くふわふわするまで泡立てていきます。
ポイント:グラニュー糖は3回に分けて加えること!
1度に全て加えてしまうと、
泡立ちにくくなったり、粘りがでてフワッとした生地にならないからです!
透明から白に変化した頃に1度目。
泡立っているがまだとろとろの状態に2度目。
フワッとしてきたけどすくうとまだ角がたたないくらいで三度目。
あとは全体にツヤが出て、
すくい上げるとしっかり角が立つくらいまで泡立てます。
ポイント:艶がなくなるまで泡立てることはNG!
泡立て過ぎるとメレンゲが離水してきて膨らみが急激に悪くなるからです。
泡立ての最後に、ハンドミキサーの中速で混ぜてメレンゲのキメを整えます。
ポイント:キメを揃えることでより安定した、状態の良いメレンゲになります。
気泡もつぶれにくく薄力粉の馴染みもよくなり、結果膨らみが良くなります。
③:泡立てた2つの生地を混ぜ合わせる。
卵黄生地の方へ卵白生地(メレンゲ)を3分の1ずつ加えては混ぜていきます。
ここでは泡立て器でOKです。
ポイント:卵黄生地は卵白生地よりも重たいです。
よって混ざりにくいので3分の1ずつしっかりと馴染ませるように混ぜ合わせていきます。
1度に混ぜると合わさりにくく、
結果たくさん混ぜないといけないのでせっかく泡立てた気泡が潰れてしまうからです!
なるべく作った泡を潰さないように
下から上へすくい上げるように混ぜましょう。
④:ふるった薄力粉を加えます。
ふるってふんわりと空気を抱き込んで
だまが無くなった薄力粉を数回に分けて加え、混ぜていきます。
ポイント:この「混ぜる」という作業はひとことでは説明が難しいですが、
やさしく、さっくりと切るように、
丁寧に卵の生地と薄力粉を馴染ませるように混ぜましょう!
ここでは気泡を潰さないように、
ゴムベラに持ち替えるのが定番です。
ポイント:目のつまっていない泡立て器で混ぜるプロのパティシエさんもいます。
僕もそのうちの一人です。
理由は泡立て器の方が混ざりやすいからです!
とわいえ混ぜすぎるとふわふわにならない元のグルテンが形成されてしまうので注意が必要です!
ちなみに僕は、薄力粉3分の2くらいまでは泡立て器で。残りの3分の1はゴムベラに持ち替えて混ぜています(^_^)
⑤:型に流して焼く。
最後に生地を型にゆっくりと流し入れて、
上面を整え180℃に余熱しておいたオーブンで25分間焼きます。
ポイント:ふわふわになる元の気泡が潰れないように
静かに型に流し入れましょう。
焼くの温度や焼き時間は家庭のオーブンによって
少し誤差があるかもしれません!
まずはレシピ通りに作って、
焼き色があまりついていない様であれば10度温度を上げる。
生地の火が通っていないようであれば時間を5分伸ばす。
など調整してみてください(^_^)
⑥:焼き上がり。
焼き上がったら型を取り出しスポンジケーキに火が通っているかを確認します。
ポイント:竹串を生地の中央部分にさしてみて、
生焼けの生地が着いてこなければ大丈夫です!
火が入っていることを確認したら、
型を台の上に打ち付けてスポンジケーキの中の熱を逃がします。
ポイント:スポンジケーキの生地の中に熱い空気がこもったままだと
焼き縮みがおきてしまいます。
縮むと生地の目が詰まってしまうのでこのひと手間が大切です!
あとは型から外して、網の上で冷めるまで待ちます(^_^)
お疲れさまでした(^-^)
これで完成です!
お菓子作りは作る前の準備がとても大切です!
しっかりと準備して、
1つずつ確実に作業していけば
あせることなく楽しくスポンジケーキ作りができますよ(^_^)
・生クリームを塗ってショートケーキに!
この出来上がったスポンジケーキを使った代表的なスイーツといえば、
やっぱりショートケーキですよね(^_^)
半分にスライスして、泡立てた生クリームと季節のフルーツをサンドすればもう立派なスイーツです!
ショートケーキを作る際に、
生クリームをきれいに塗る作業がありますが
最近では塗らなくてもかわいいネイキッドケーキも流行っているので、
家で作る場合はそちらもおすすめだと思います。
綺麗に塗ることよりも作って食べて喜んでもらうことの方が大切ですよね(^_^)
・まとめ
いかがでしたか?
参考になりましたでしょうか(^_^)
作り方についてかなり詳しく説明しましたので
とても長くなりましたが、
これらが全て出来ればあなたも家でプロ級のスポンジケーキを作ることができますよ!
ぜひお試しを。
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