お菓子作りで粉をふるうとは?【仕上がりに差をつける大事な作業】

お菓子作りで粉をふるうとは?【仕上がりに差をつける大事な作業】 基礎・基本

こんにちは、きらのすけです。

お菓子を作ってみようと意気込んでレシピを見ていると、

「薄力粉などの粉類はふるって準備しておきましょう」

と、小麦粉を使うものほぼ全てに書かれています。


・本当にふるう必要あるのかな?
・粉をふるうの面倒なんだけど…。
・絶対にふるわないとだめ?

と思う人も多いのではないでしょうか?

お菓子作りを始めた頃の僕もそう思っていました(^_^;)



ここでは、

・お菓子作りで粉をふるうとは?
・粉をふるうことは必要?
・上手な粉のふるい方は?

を分かりやすく解説していきます。


僕は現役パティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、
数々の材料を使ってお菓子を作ってきました。

また100冊以上のレシピ本を読んできたので少しはお役に立てると思います(^_^)


この記事を読んで、

「粉をふるうことの大切さがわかった!」

と思って、よりお菓子作りを楽しんでもらえると僕も嬉しく思います(^_^)

・お菓子作りで粉をふるうとは?



お菓子作りで粉をふるうとは、
あみやザル、茶漉しやストレーナーなどを使って、
薄力粉などの粉類のだまをほぐし空気を含ませキメを細かく整えることです!


薄力粉以外にも、

・ココアパウダー
・抹茶パウダー
・アーモンドパウダー
・コーンスターチ

なども粉類に含まれるため同じくふるう場合がよくあります。

・粉をふるうことは必要?



結論からいうと、
お菓子作りに粉をふるうことは必要です!

では粉をふるう意味を見ていきましょう。


粉をふるうことによって、薄力粉などが部分的にだまになって固まっているところがほぐれ、粉のキメが整います。

これによって、スポンジケーキやクッキーなどの卵やバターの生地と混ぜ合わせるときに混ざりやすく、混ぜムラが少なくなるというわけです。


生地の混ぜムラがなくなると焼き上がりのムラも無くなるので一石二鳥ですね!



また粉類に空気を含ませる意味もあって、

準備の段階でふんわりと空気を含んでいる状態だと、これも生地との馴染みが良いため混ぜる回数も減りグルテンが出にくくフワッとした仕上がりにすることができます(^-^)



もし粉を振るっておかなかった場合をスポンジケーキで例にあげると、
生地との馴染みが悪く結果たくさん混ぜることになり焼き上がりが固くなってしまった。

ということが起こります。


ほんの少しのことですが、
粉をふるうだけでこれだけ仕上がりに差が出てしまうもの!

ここがお菓子作りの面白いところですよね(^-^)


なので仕上がりを安定させるためにも粉をふるうことは必要なんです。

・上手な粉のふるい方。



1番ふるう機会が多いのが薄力粉だと思います。

ボウルにふるい入れる場合なら、ボウルより15~20㎝くらいの高さから目の細かいザルなどでふんわりと空気を含ませるイメージでふるっていきます。

これを専門用語では「エアレーション」と言います。

出来れば2度ふるえばより良いですね(^-^)


また粉の量に対して少し大きめの余裕のあるザルを使った方が、より空気を抱き込ませやすいし、粉がこぼれたりもしないのでおすすめです!



もうひとつは、ふるったあとの状態も大事。

せっかくふるった粉も小さなボウルにつめつめで圧力がかかってしまっては効果が半減してしまいます。

これもまた余裕のある器具選びが重要です。

仕上げのデコレーションで使う粉糖や抹茶は小さな茶漉しで十分!

逆に小さい方が便利です。

簡単に素早く粉がふるえる専用の器具もあるので、
これもまた見ているだけでも楽しい(^_^)

・まとめ



今回は、

お菓子作りで粉をふるうとは?【仕上がりに差をつける大事な作業】

をまとめました。

粉をふるうこともそうですし、
小さなことの積み重ねが結果に大きな影響が現れるので面白くもあり難しくもある。


あなたのお菓子作りを応援しています(^-^)

ではまた。

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