こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
お菓子作りの代表ともいえるカスタードクリーム。
とろっと滑らかな舌触りと、ミルクと卵のコクが優しいカスタードクリームは作り方は簡単そうですが、少しの油断でつぶつぶができたりと難しい部分もあります。
ここでは次のような悩みについて解決します。
・カスタードクリームが粒々になってしまう…。
・ダマになりにくい方法はないの?
・初心者でも作りやすいカスタードクリームのレシピは?
この記事を書いている僕は、パティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり数々のお菓子を作ってきました。また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)
読み終わって、
・ダマの無いカスタードクリームができた!
・薄力粉だけよりも簡単だった!
・コーンスターチ入りで失敗知らずに!
と思ってもらえたら僕も嬉しいです(^_^)
カスタードクリームを使ったお菓子はたくさんあります!ぜひ覚えてお菓子作りライフを楽しんでください!!
・カスタードクリームにコーンスターチを入れることで得られる効果。
カスタードクリームを作る際の伝統的なレシピには薄力粉を使います。
カスタードクリームの独特のしっかりした固さを出すためには必要不可欠だからです。
ですが最近では薄力粉意外にもコーンスターチが入ったレシピを見ることも少なくありません。
カスタードクリームにコーンスターチを加えるとどうなるのか気になりますよね。
先に答えを言ってしまうと、実はカスタードクリームのレシピにコーンスターチが入ることによって得られる効果は以下の通りいくつかあります。
【カスタードクリームにコーンスターチを入れるメリット】
・トロッとした柔らかい仕上がりになる。
・固まり方が緩やかになるのでダマができにくくなる。
・粉っぽさが無くなりやすい。
・電子レンジでも作ることができる。
カスタードクリームにコーンスターチを入れるとメリットがかなり多いということが分かりました。
【カスタードクリームにコーンスターチを入れるデメリット】
・一定以上の固さが出にくくなる。
・揃える材料が増える。
思いのほかデメリットは少なかったです!
ほんの少しですが、手間だなぁと思わないのであればカスタードクリームにコーンスターチは必須にしても良いかもしれません(^-^)
・コーンスターチの入ったカスタードクリームのレシピ。
まずはコーンスターチを加えて作るカスタードクリームのレシピを紹介します。
【コーンスターチ入りカスタードクリームのレシピ】
・牛乳………………………250g
・バニラビーンズ…………1/4本
・卵黄………………………60g(約3個分)
・グラニュー糖……………65g
・薄力粉……………………12g
・コーンスターチ…………12g
コーンスターチが入っても入らなくても、作り方は普通のカスタードクリームと同じです(^_^)
それなら安心!!
薄力粉だけと比べてだまができにくいので、少量なら鍋で炊きあげるほうが逆に難しいし、電子レンジで作るのもありかもしれません(^_^)
・カスタードクリームにコーンスターチを入れるメリット。
カスタードクリームへコーンスターチを加えると色々なメリットがあることに気付きました(^-^)
・トロッとした柔らかい仕上がりになる。
まずは「トロッとした食感」です。
コーンスターチは薄力粉と比べると、同じ量を使ってもとろみ加減(固まるかたさ)がゆるいです!
「トロッ」と滑らかなカスタードクリームが好きな方には良い感じの仕上がりになると思います。
とろとろのクリームに仕上げたい場合はコーンスターチの割合をさらに多めに使ってもいいと思いますが、全部をコーンスターチに置き換えることはNGです!
というのも「薄力粉のみを使って作ったカスタードクリーム」と「コーンスターチのみを使って作ったカスタードクリーム」の仕上がりを比べると、コーンスターチを使って作った方が遥かに柔らかいです。
理由としては、同じ量を使ってもコーンスターチのかたさの限界値は薄力粉と比べて全然柔らかいからです。
使い道によって使い分けよう!
・固まり方が緩やかになるのでダマができにくくなる。
もうひとつの最大のメリットは、ダマができにくくなること。
薄力粉だけじゃなくコーンスターチも合わせて使うことで、かたまり方が緩やかになるためダマがとてもできにくくなります!
薄力粉だけの場合だと、サラサラした状態から一気に固まりだしてくるので、急に慌てて頑張って混ぜても時すでに遅し…。粒々のダマダマになってしまうことも少なくありません(^_^;)
薄力粉と比べてコーンスターチの方が「固まり始める温度が低いこと」と、「トロッとかたまってくれる」という2つの理由でダマができにくくなるんです。
・粉っぽさが無くなりやすい。
薄力粉を使ったカスタードクリームは、粉っぽさを無くすために小麦粉に含まれるデンプンという成分をしっかりと糊化(α化)させなければいけません。
薄力粉だけのレシピよりもコーンスターチを使ったレシピのほうが炊き上がりがサラッとしているので、この糊化(α化)もやり易いです。
・カスタードクリームにコーンスターチを入れるデメリット。
コーンスターチのとろみ加減の限界値は、薄力粉と比べて柔らかいです。
なので逆にしっかりかために仕上げたい場合にコーンスターチを入れすぎると、
『絞れない!』
『柔らかすぎて形がキープできない!』、
『だれる…』
などの大失敗してしまうかもしれないので、コーンスターチの量は適材適所です。
でも少量入れることでも、失敗の原因の「ダマになる」というのがかなり改善されます!
なので特にカスタードクリーム作りに自信がないお菓子作り初心者さんにはおすすめです(^_^)
先に紹介した、薄力粉とコーンスターチを半分半分にしたレシピはダマになりにくく適度なかたさがあってちょうどいいと思います。
揃える材料がひとつ増えてしまいますが、失敗のリスクも減るしメリットの方が多いはず。
正直デメリットというデメリットは無いんじゃないかなと思います(^_^)
・カスタードクリームにコーンスターチは入れるべきなのか?
先の解説で、カスタードクリームにコーンスターチを加えるメリットが多いことが分かりました。
卵と牛乳を合わせたものを温めていくなかで、薄力粉みたいに急に固まり始めることがないので落ち着いて作ることができるし失敗する確率が下がると思います(^_^)
「カスタードクリーム作りにあまり自信ないなぁ」と感じる方はコーンスターチ入りのレシピを試してみることをおすすめします。
注意することと言えば、レシピの薄力粉を全てコーンスターチにしてしまうと本来の仕上がりの固さに仕上がらなくなってしまうというところ。
なのでその後、生クリームと合わせて使うお菓子だったりすると絞れなかったり、絞ってもきれいな形にならなかったりと薄力粉だけのレシピよりもゆるくなってしまうことがあるので注意してください。
・カスタードクリームに使うコーンスターチが無かった場合、片栗粉じゃだめなの?
失敗しにくいということでコーンスターチを入れてみようと思ってもコーンスターチが必ずあるとも限りません。
そうなったら料理のトロみつけに使われる同じような材料、「片栗粉」に目が自然といってしまう方もいると思います。
ですが、コーンスターチの代わりに片栗粉を使うことはやめてください!!
コーンスターチの固まり方はゆっくりめと先に説明しましたが、片栗粉の固まり方はしっかりめになります。
仕上がりの弾力も強いので、滑らかなカスタードクリームとはかけ離れたものになってしまいます(^_^;)
伝統的なカスタードクリームと比べて、急に固まりださないようにするためや、初心者でも作りやすいしつぶつぶになりにくなったりする目的でコーンスターチを加えるのに、固まる力の強い片栗粉では意味ないのでやめておきましょう(^_^;)
・まとめ
今回は、
【必見】カスタードクリームにコーンスターチを入れることで得られる効果。
についてまとめました。
【カスタードクリームにコーンスターチを入れるメリット】
・トロッとした柔らかい仕上がりになる。
・固まり方が緩やかになるのでダマができにくくなる。
・粉っぽさが無くなりやすい。
・電子レンジでも作ることができる。
【カスタードクリームにコーンスターチを入れるデメリット】
・一定以上の固さが出にくくなる。
・揃える材料が増える。
【コーンスターチ入りカスタードクリームのレシピ】
・牛乳………………………250g
・バニラビーンズ…………1/4本
・卵黄………………………60g(約3個分)
・グラニュー糖……………65g
・薄力粉……………………12g
・コーンスターチ…………12g
コーンスターチを使ったカスタードクリームのレシピなら、失敗も少なくトロッと滑らかな仕上がりになります。
初心者さんから上級者さんまで、お菓子作る方にとってコーンスターチは必要な材料です(^-^)
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