こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
初夏は桃の美味しい季節。
甘い香りと、みずみずしくてとろけるような果肉の桃は子どもから大人まで大人気のフルーツですよね(^_^)
甘さが優しい桃ですが、桃を買ってきたはいいものの、『全然甘くなくてどうしよう?』『そのまま食べるのは美味しくないなぁ。』と感じることもあるとおもいます。
僕も職業柄7月から8月に桃を使うことが多いですが、甘くない桃に当たることも…(^_^;)
そんなときは甘いシロップで煮てコンポートにしてあげると美味しく召し上がることができることをご存知ですか!?
この記事を書いている僕は、パティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。
また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)
読み終わって、
・甘くなかった桃が美味しいデザートになった!
・固かった桃が柔らかくスイーツに変わった!
・コンポートでオシャレに仕上がった!
と少し美味しくなかった桃が、絶品スイーツに変わって美味しくいただくことができたら僕も嬉しいです(^_^)
・桃のコンポートのレシピ。「アレ」を少し入れるだけで洒落た味に!
桃のコンポートは『なんか難しそう。』とか『めんどくさそう。』というイメージがあるかもしれませんが、「シロップで少し煮る」ただそれだけです!
簡単な桃のコンポートのレシピは次の通りです。
【桃のコンポートのレシピ】
・桃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2個
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥400g
・白ワイン‥‥‥‥‥‥‥100g
・グラニュー糖‥‥‥‥‥90g
・レモンスライス(5mm)‥2枚
そんなに難しく考えずに、桃自体が甘くないのなら甘いシロップで煮てあげれば良いのです(^-^)
桃が甘くないなら自分で甘くしちゃえ!
・桃のコンポートの作り方とおさえておきたいポイント。
続いては作り方の手順です。
思った以上に簡単だからビックリしないでねww
[準備]
桃をきれいに水で洗う。(皮ごとシロップで煮るためしっかりとうぶ毛を取るように洗いましょう。)
うぶ毛が入ると食べたときになんか違和感あるからしっかりここで取り除いておこう!
①水、白ワイン、グラニュー糖、レモンスライスの全てを鍋に入れて1度沸騰させます。
全て入れて沸かすだけ!
※アルコール分が気になる人はしっかりと沸騰させてアルコールをとばしましょう。
②沸騰したら、半分または4分の1にカットした桃を投入!
桃の種も香りが出るので一緒に入れちゃおう!
③クッキングシートなどで落し蓋をして弱火で15分ほど煮る。
ボコボコ沸騰させるのはNG!
弱火でポコポコくらいでOK!
④そのシロップに浸けたまま冷まして完成です!
そのまま桃とシロップを一緒に冷ますことによって甘味が桃に吸収されていくよ!
⑤冷蔵庫でよく冷やして、器に盛り付けていただきましょう(^-^)
上にバニラアイスをのせたりホイップクリームを添えればより最高に美味しくなります!
今回は少しの白ワインを加えていますが、もちろん無くても全然普通に作ることができます。
その場合は白ワイン100gも水に置き換えちゃって大丈夫です。
ただこの少量の白ワインが、絶妙な効果をもたらしてくれます!
まるでオシャレなカフェやレストランのような、味わいに奥行きのある贅沢なコンポートに仕上がるのでキッチンに白ワインがある方は是非1度は試してもらいたいレシピです(^-^)
また桃の皮ごとつけると皮の色がシロップに移ってピンク色のきれいなシロップに仕上がります。シロップで煮ていくと皮だけペロンとはがれるので気になりません。
しかし、ごりごりに固い桃の場合はコンポートにしてもはがれない場合があります。その時は包丁で皮をむいてあげましょう。
まぁそんな桃はあまりありませんけどね(^_^;)
皮ごと使うとなると、桃の産毛みたいなのが気になるからしっかし洗ってから使おう!
【※注意!】
甘くて美味しい桃でつくってももちろんおいしので問題はないんですが、もったいないので美味しい桃はそのまま食べてください。
・コンポートにした桃が茶色っぽくなる理由は?
桃は皮を向いて放っておくと少しずつ茶色っぽくなってしまいますよね(^_^;)
これは桃に限らず、バナナやりんご。ビワなどもそうです。
コンポートにしても、「桃の真ん中が茶色になってしまった。」という声を聞くこともあります。
せっかく作ったのに時間がたって茶色くなってしまっては、きれいなピンク色のシロップと甘い香りなど美味しさも台無しです。。
『桃はなぜ茶色くなってしまうのか?』ですが、その原因は酸化(酵素の作用)によるものでした。
桃は「ポリフェノール」という抗酸化酵素や、「ポリフェノールオキシターゼ」という変色するスイッチをオンにしてくれる酵素が含まれていて、その酵素達が空気に触れて反応することによって茶色く変色してしまうんです。
なので皮を向いて空気に触れるとだんだんと変色してしまうのは酸素と酵素の仕業という事になります。
逆にそれを防いでくれる桃の皮ってスゴくない!?
ただこれらを防いできれいなピンク色の桃のコンポートに仕上げることはもちろん可能なのです(^-^)
・桃をコンポートにする時に変色しないポイント。
せっかくの桃のコンポートが茶色く仕上がってはかなりテンション下がります。
昔僕も、作りたてにはまだ変色していなかったけど冷蔵庫で1日冷やして「よし使うぞ!」と思って見てみると桃が茶色く変色してしまっていた経験があるんです(^_^;)
せっかく作るならちゃんと作りたいもの。
桃の変色を防ぐポイントはいくつかあります。
レモン果汁を加えることで酸化を防止することもできますが、1番のポイントは酵素を破壊することです!
具体的に説明すると、先の作り方の手順③の弱火で煮るときに85℃以上で炊きましょうというもの。
酵素は60℃以上に加熱するとだんだんと弱まってきますが、完全に酵素が働かなくなる温度が85℃だからです!
とはいえ85℃になったからすぐに火をとめてもいいわけではありません。
桃の内部までしっかりと85℃にならなければ、しっかりと変色を防ぐことはできないからです(^_^)
昔の僕はこれがしっかりできてなかったんだね…。
シロップの温度を目で見て判断するのは非常に困難です。
かといって指をつけて確認することもできないので、もし温度計などがあるのであればしっかり使って85℃以上であることをチェックしてみてください!
その方があとから桃が茶色くなって気分が下がることもないので(^_^;)
・桃のコンポートで余った桃シロップの使い方。
桃をコンポートにしたときにできるピンク色のシロップ。
このシロップにも桃のエキスがしみだしているのでとても美味しいです(^-^)
捨てるのなんてもったいないので利用方法をいくつか考えてみました。
・桃のソーダ割り
・ピーチミルク
・桃のゼリー(桃寒天)
・桃かき氷
ソーダやミルクで割ればあっという間にジュースが出来てしまいます。
ゼラチンや寒天を煮とかしてグラスに固めたりすれば立派なスイーツにもなります。
また甘さを抑えることもできたりと自家製ならではのメリットもありますね(^_^)
桃が出回る時期は暑さも厳しい時期なので、削った氷にシロップをかけた桃かき氷なんか最高だと思います(^-^)
余った桃シロップもフル活用しちゃおう!
もったいない精神であなたオリジナルのドリンクも生まれるかもしれませんね(^-^)
・まとめ
今回は、
【桃のコンポートのレシピ】アレを少し加えるだけでお洒落な味になります!
についてまとめました。
【桃のコンポートのレシピ】
・桃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2個
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥400g
・白ワイン‥‥‥‥‥‥‥100g
・グラニュー糖‥‥‥‥‥90g
・レモンスライス(5mm)‥2枚
初夏の風物詩、桃。
甘く柔らかい桃ですが、時に固くてびっくりすることも(^_^;)
ですがそんなときにコンポートにして味わってみるのもまた一興です。
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