ホールケーキとかシフォンケーキに生クリームを塗るのが上手になりたいな!
こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
お菓子作りの王道と言えばやっぱりショートケーキじゃないでしょうか?
シンプルにフワフワのスポンジに、ふんわりとミルキーでこくのある生クリーム。
上には季節の旬のフルーツや自分の好きなフルーツをトッピングすればお子さんの誕生日にも、また友達との集まりのお持たせとしても1年通して活躍する場面は少なくないと思います。
そんなホールケーキのナッペ(生クリームを塗る作業)を綺麗にできたら嬉しいですよね(^_^)
とはいえ「どんな道具があるのか?」とか「そもそも家には専用の道具が無い」という方も多いはず。
ここでは、以下のような疑問について解説していきたいと思います。
・ケーキにクリームを塗る道具って何がある?
・ケーキにクリームを塗る道具はどれが1番綺麗に仕上げられる?
・ケーキにクリームを塗らないと仕上げられないの?
僕はパティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。
誕生日ケーキやウエディングケーキなどに生クリームを塗るのが上手とよく言われるので、使っている道具など参考になればなと思います(^_^)
この記事を読み終わって、
・ケーキにクリームを塗る道具がわかった!
・塗る道具を変えることで色々な仕上げにできることが知れた!
・クリームを塗るのが苦手でもかわいく仕上がる方法がわかった!
と思ってもらえたら僕も嬉しいです(^_^)
お店で買ったものと間違えられるくらい綺麗にクリームを塗って周囲を驚かせてやりましょう!!
・ケーキにクリームを塗る道具を5つ紹介。
ケーキを作って仕上げの生クリームを塗る際に、「どんな道具を使って塗っているのか?」とか「どれを使えば理想の仕上がりになるのか?」または「これってどんな道具で塗ったらこんなに綺麗に塗ることができるの?」って疑問に思うことってあると思います。
まずは僕も使っているケーキにクリームを塗る道具を5つ紹介したいと思います。
ケーキにクリームを塗るためには色々な道具がありますが、よく使うものとあまり出番のないものもあります。
①のパレットナイフのような専用の道具がない場合もあると思うのでその場合は④のスプーン、あるいは塗りにくいですが包丁の背などで代用すれば良いんじゃないかなと思います。
『フィルムとかどう使うの?』って気にならない?(後で説明するよ)
ひとつひとつをもう少し詳しく解説していきたいと思います(^-^)
・ケーキにクリームを塗る道具~パレットナイフ~
1つめは大定番のパレットナイフ。
まずは基本的な道具ですが、これが1番使うことが多いです!
シンプルにつるっとしたデザインのショートケーキには必要不可欠な存在。きちっとまっすぐで、適度な固さやしなやかさ、長さがないと華麗にクリーム塗ることは出来ません。
ショートケーキの場合特に「側面が段々にゆがんでなかったり」とか、「クリームのつなぎ目がわからない」ほどのお店のような仕上がりを目指す方には必要不可欠な道具の1つです。
またパレットナイフはクリームを塗るためだけの道具ではありません!
塗り終わったケーキをすくって移動させたり、スポンジ生地の表面をならしたりと他にも使い道があるので持ってて損はないと思います。
僕も昔々家でホールケーキを作ったときに、仕上がったケーキを移動させようとして普通のナイフを2つ使ってまな板からお皿へ写す際に、ナイフの幅が細いためにケーキが落ちて真ん中がパカッと割れてしまった苦い経験があります(^_^;)
あのときにパレットナイフがあれば……。
また、ケーキの移動には真っ直ぐなパレットナイフよりもL字型になっているパレットナイフの方が扱いやすいです!L字になっていてももちろんクリームを塗ることもできます。
ちなみに僕も大きいものや小さいものなど、仕上げるケーキによって使いやすいように、そしてより綺麗に仕上がるようにいくつかの種類を持っています(^_^)
・ケーキにクリームを塗る道具~回転台~
2つめの回転台は、ショートケーキなどにクリームを塗る場合にパレットナイフとセットで使うことが多い道具です。
もし回転台がない場合でも自分がケーキを中心に回ればクリームは塗れるのでいいんですが、さすがに限度があるし難しいし安定性も悪いです。
僕も回転台を準備することが面倒なときに無しで塗る場合もありますが、やっぱりあるとないとではつるっと感や生クリームの自然なつなぎめ、時間に結構差がついてしまいます。
時間がかかってしまうと当然生クリームも分離してきたりとクリームの質も下がってしまうし、良いことはありません。
回転台があればクリームのナッペの難易度も下がるので騙されたと思って1度は使ってみてもらいたいものです。
そしてなにより陶芸家みたいな気分で楽しいです(^-^)
・ケーキにクリームを塗る道具~三角コーム(ギザギザ)~
3つめは三角コームです。(四角のものもあります)
これは3つの辺がそれぞれ違った大きさのギザギザになっていて、生クリームを塗るというよりも筋をつけたりする道具です。
よく使われることがあるのがホールケーキの側面をぐるっと一周筋をつけるというもの。
やり方として回転大を使う場合は、ホールケーキを中心にのせて三角コームを当てて固定し、ゆっくりと台を回して生クリームを削り取りラインをつけていきます(^_^)
もちろん回転台がなくても、ケーキの側面に三角コームを当てて左から右へと手を動かせば筋をつけることができます。
つるっとした仕上がりよりちょっとワンポイントつけておしゃれにしたいなと言うときに使ってみたい道具の1つです!
ここでもいきなり三角コームで塗るよりもまず一度パレットナイフである程度の下地を作ってから筋をいれるとよりいっそうきれいな仕上がりにすることができます(^_^)
生クリームの塗り方をおさらいしたい方はこちらもあわせて読んでみてください。
・ケーキにクリームを塗る道具~スプーン~
子どもや友達の誕生日ケーキを作ったけど生クリームを塗る道具がない!
そんな場合には4つめのスプーンが活躍します!
スプーンの裏を使って塗ればつるっとした仕上がりにはならないものの、筋をつけたり角を作ったりと味のある仕上がりにすることができます(^_^)
たまのイベントごとに今あるものでちょっとしたケーキを使ってみたいという方にはおすすめの道具です。
今あるもので塗っちゃえ!
またスプーンと同様、専用の道具がない場合に使えるものが包丁です。しかしそれなりにクリームを塗るだけなら問題ない程度。
自分で言うのもなんですが、わりと器用な僕でもパレットナイフ同様につるっとした仕上がりにするにはなかなかの技術が必要だと思います。
手作り感や少しワイルドな感じに仕上がっても問題ないなら包丁でも十分かもしれません(^_^)
包丁で塗る場合は、刃物だから絶対に怪我には気を付けて!!
※怪我すると危険なので正直おすすめは出来ません。
・ケーキにクリームを塗る道具~フィルム~
最後に5つめ。
「フィルムなんてどうつかうの?」そう思う方も多いと思います。
僕もはじめて知ったときは驚きと感動で気持ちが高ぶったことを今でも覚えています(^_^)
このフィルムは、クリームを曲面に塗るときにとても優秀な道具です!
曲面とは次のような場合です。
・ホールケーキの側面を上からみた場合。
・ロールケーキを横からみた場合。
・ドーム状のケーキを上や横から見た場合。
セルクルフィルムなどの少し厚くて硬めのフィルムをピンと張った状態から少したゆませると良い感じの弧を描いた形になると思いますが、それを利用して生クリームを塗っていくんです!!
僕は基本クリームを塗る場合はパレットナイフを使いますが、弧を描いた曲がったパレットナイフは存在しません!
そしてこのフィルムは」、カーブを自在に調整できるところもいくつも道具を揃えなくて良いメリットです。
フィルムなんて無いよという方は硬めのクッキングシートでも代用することができます。
しかし難点としては、「完全手作業」になってしまうので緊張して手が震えてしまうと真っ直ぐにならないです(^_^;)
僕もはじめてこの道具を使ったときは何度塗り直したことか(笑)
ただし慣れてしまえば曲面にこれ以上綺麗に塗る道具はないと思っているので、覚えておけばもしかするとここぞというときに役に立つかもしれません(^_^)
・まとめ
今回は、
【ケーキの仕上げを自在に操ろう!】クリームを塗る道具5つを紹介します。
についてまとめました。
ホールのショートケーキを塗るための道具はいくつかありますが、正直なところを言うとやっぱりパレットナイフが1番使いやすいしきれいに早く塗れます!(当たり前か(^_^;))
どんな仕上がりにしたいかも色々あると思うので用途に合わせてあなたの使いやすいものを選んでください(^-^)
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