チーズケーキ作りでクリームチーズを温めすぎてはいけない3つの理由。

チーズケーキ作りでクリームチーズを温めすぎてはいけない3つの理由。 お菓子作りのなぜ?

こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。


チーズケーキなどのチーズを使ったお菓子の下準備で、クリームチーズを常温に戻すために電子レンジを活用して温める方も多いのではないでしょうか。

そこで、ちょっと勢い余ったり忘れていたりしていてドロドロの液体状になってしまったことはありませんか?


という僕も基本的に時短したい派なので電子レンジにかけることが多いんですが、急いで戻そうとして溶けてしまうほど温めすぎてしまうことがたまーにあるからです(^_^;)


とろとろに溶けたクリームチーズでの生地作りは混ぜやすくて作りやすいんですが、『本当にこれって大丈夫なのかな?』とちょっと心配になってしまいますよね。


ここでは以下のような悩みについて解説していきたいと思います。

この記事で解決できるお悩み

・クリームチーズはなぜ温めすぎてはいけないの?
・クリームチーズの常温の加減とは?
・温め過ぎたクリームチーズはどうしたらいい?



この記事を書いている僕はパティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)

読み終わって、

・クリームチーズを温めすぎてはいけない理由がわかった!
・クリームチーズの丁度良い戻し加減もわかった!
・温めすぎたクリームチーズは卵の入ったベイクドチーズケーキやクリームパスタで美味しくいただいた!

と、クリームチーズについて詳しくなってスイーツ作りなどのお役に立てれば僕も嬉しいです。


クリームチーズが柔らかすぎず、なおかつダマにならないような丁度良い戻し具合を目指してみてください。

・クリームチーズを温めすぎてはいけない理由とは?


クリームチーズを使ったお菓子や料理を作る時には、まず「クリームチーズを常温に柔らかく戻しておく」という下準備が必要です。


そこでまず『なぜクリームチーズを温めすぎてはいけないのか?』についてですが、その理由には次のようなものがあります。


【クリームチーズを温めすぎてはいけない3つの理由】

・クリームチーズの固まる力が弱くなる。
・クリームチーズのフレッシュ感が弱くなる。
・クリームチーズが爆発する。



机の上に出しておくことでも柔らかく戻すことが出来ますが、電子レンジを使って戻せば早く時短になります


ですがそもそも「電子レンジは物を温める機械」なので、長時間温めてしまうとクリームチーズも必要以上に溶けてしまうので注意が必要です。

というのも、「クリームチーズを急いで常温に戻そうと電子レンジにかけたけど、温めすぎてドロドロに溶けてしまった…。」という経験が僕にもあるからです(^_^;)

きらのすけ
きらのすけ

急いでやると失敗しがち(^_^;)
電子レンジには500wで10秒ずつ何回かに分けてかけよう。



「クリームチーズを常温に戻す=材料が混ざりやすいように柔らかくする」なんですが、ドロドロになるまで溶かす必要は全くありません。

そこそこ柔らかくなれば大丈夫なので、電子レンジのかけすぎには注意したいところです(^_^)

・そもそもクリームチーズの丁度良い戻し具合とは?


クリームチーズを使ったお菓子を作る場合にはまず常温に戻しますが、暑かったり寒かったり時期や天候にも左右されるので「常温」とは結構難しいです。


一般的に常温とは15〜30℃で、「冷暖房をつけていない自然な温度」のことをさします。


またお菓子作りにおいての常温は少し変わって、20〜25℃辺りの温度。

特にクリームチーズやバターなどの「冷蔵すると固くなってしまう材料」は、冷たすぎるとうまく混ざらなかったり分離したり、逆に温めすぎると溶けてしまったり空気を含ませることができなかったりと、一言に常温と言っても厳密に言えばかなりシビアかなと思います。


とはいっても、チーズケーキなどの混ぜるだけのお菓子はそれほど気を使わなくてもよいものですが、クリームチーズを溶けるまで温める必要はないですし、逆に必要以上に温めすぎてもいけないんです。


常温に戻したクリームチーズのかたさの目安は、次のような表現がされることが多いです。

【常温に戻したクリームチーズのかたさの目安】
・指で優しく押してへこむくらいの柔らかさ。
・ポマード状態。
・マヨネーズよりも少しかたいくらい。


きらのすけ
きらのすけ

さらっとするまでとか、流れる程度なんて表現はどこにも無いよね。



クリームチーズを丁度いい感じの具合に戻すことが、チーズケーキなどのチーズを使ったお菓子を成功させるための近道です(^_^)


常温に戻すということは、そこまで温める必要もないということ。

「温める」というよりも「戻す」という表現の方が適しているのかなと僕は思います。

温めようとするから溶かしてしまうんですよね(^_^;)


ビニールに包まれているクリームチーズなら、少し電子レンジにかけて手で揉むくらいでも体温で十分柔らかく戻すことができます。

クリームチーズの常温への戻しかたについてはこちらも参考にしてみてください。


・クリームチーズが溶けるほど温めてはいけない理由①~かたまる力が弱くなる~


まずひとつめは、生クリームの様なドロッとした状態になるまで温めすぎてしまったクリームチーズは冷やしてもかたまりが弱くなってしまうということ。

これは常温放置ではなく、電子レンジにかけて柔らかくする場合に起きてしまうことが多いと思います。


特にレアチーズケーキなどのゼラチンで固める系のお菓子で正常な固まり具合よりも柔らかく仕上がってしまうと、切り分けることができなかったり形がキープできないほど柔らかくなったりする場合もあるので要注意です。


それに加えて、1番は熱すぎて火傷してしまうかもという危険があること。

せっかく楽しくスイーツ作りしているのに火傷してしまったら楽しさも半減してしまうので、十分気をつけて電子レンジを使いこなしましょう。

きらのすけ
きらのすけ

たかが電子レンジ!されど電子レンジ!


・クリームチーズが溶けるほど温めてはいけない理由②~フレッシュ感がなくなる~


オーブンでじっくり焼き上げるベイクドチーズケーキならともかく、レアチーズケーキなどの爽やかでフレッシュ感のあるお菓子には必要以上に加熱したくはないものです。

しっかり温めた乳製品はフレッシュ感が減ってしまうので、常温に戻したりゼラチンを温めて溶かす際にはなるべく最低限の温めで済むようにしたいところ。

きらのすけ
きらのすけ

ここはフレッシュ感を最大限に引き出す為のこだわりだよ!



フレッシュで爽やかなレアチーズケーキなどは、みずみずしい季節の果物やフルーツソースとの相性は絶対間違いないやつです(^-^)

・クリームチーズが溶けるほど温めてはいけない理由③~爆発して危ない~


最後になりますが、特に電子レンジを使って柔らかくするときに起きやすいもので、ちょっとよそ見したりして温めすぎると「ボンッ!」と爆発します

ラップにくるんでいる場合などでは、ラップも突き破ってくるほどの高威力

そして電子レンジの中にクリームチーズが飛び散って掃除も大変(^_^;)


火傷の原因にもなりかねないので、電子レンジを使って温める際にはくれぐれも注意したいところですね。

・クリームチーズを温めすぎてしまったら…。


もしも温めすぎて溶けてしまったら、そのまま手で触れるくらいまで置いておいて、しっかり冷めたら冷蔵庫に入れて固めてまたやり直しましょう。

きらのすけ
きらのすけ

温めすぎてしまうこともあるよね。けどまずは一旦落ち着こう。温めすぎたからって使えないわけじゃないからね。



もし固まり具合が気になるようなら、卵の入ったベイクドチーズケーキとかにするとしっかり焼きかたまって良いんじゃないかなと思います。

その他にも、チーズクリームパスタなどの料理につかうのも良いでしょう(^_^)

・まとめ


今回は、
チーズケーキ作りでクリームチーズを温めすぎてはいけない3つの理由。

についてまとめました。

【クリームチーズを温めすぎてはいけない3つの理由】

・クリームチーズの固まる力が弱くなる。
・クリームチーズのフレッシュ感が弱くなる。
・クリームチーズが爆発する。


【常温に戻したクリームチーズのかたさの目安】
・指で優しく押してへこむくらいの柔らかさ。
・ポマード状態。
・マヨネーズよりも少しかたいくらい。



クリームチーズは溶けるほど温めすぎてはいけないし、そこまで温める必要もありません。


ですが、電子レンジにかけすぎたりすることもたまにはありますよね(^_^;)

もし溶けてしまっても、全く固まらなくなるわけではないので安心してください。

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