美味しい焼き芋はレンジで500wが肝!その理由とは?

美味しい焼き芋はレンジで500wが肝!その理由とは? お菓子作りのなぜ?

こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。

石焼き芋やさんのトラックが家の近くに来ると無性に焼き芋が食べたくたなります。

石で焼けばもちろん美味しいんでしょうが、日々仕事や家事で忙しく正直1時間も待ってられません。

そんなときはやっぱり時短!電子レンジで美味しく焼き芋を作っちゃえばいいんです(^_^)

でも調べてみると色々とでてきて、電子レンジの500wや200wを良い感じで使って作るのが良いみたいなことに行き着く。


ここでは次のことについて解説します。

・電子レンジで作る焼き芋はなぜ500w?
・レンジの出力は600wじゃだめ?
・電子レンジで美味しい焼き芋の作り方。



この記事を書いている僕はパティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。また100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)

読み終わって、電子レンジを巧みに操り美味しく焼けた焼き芋を手に入れてください。

・美味しい焼き芋はレンジで500wが肝!その理由は酵素が関係していました。


時代は令和。オーブンがなくたってストーブがなくなって電子レンジでも美味しく焼き芋が作れる時代です(^-^)

でも単に電子レンジでチンするだけでは、オーブンでゆっくりと火を入れたような黄色味がかった焼き芋にはなりません。


電子レンジで作る場合は、500wと200wを駆使して黄金色の甘味のある焼き芋に仕上げます。


なぜ500wや200wの低いワット数で作るのかというと、その理由はさつまいもに含まれる『β-アミラーゼ』という消化酵素が関係しているからです。


甘くてしっとりとした焼き芋を作るためには、この『β-アミラーゼ』をしっかりと働かせる必要があります(^_^)

さつま芋を焼いていく段階で、芋の温度が上がるとまずデンプンの「α化(糊化)」が始まり、そしてそのα化(糊化)されたデンプンに『β-アミラーゼ』という酵素が作用して「麦芽糖」という甘味成分が生まれるからです。


デンプンのα化に必要な温度が約70℃前後で、『β-アミラーゼ』の働く温度は80℃以下温度を上げすぎるとこの酵素は壊れてしまうので、デンプンをα化させつつも『β-アミラーゼ』を働かそうと思うと70℃~80℃が最適温になるということになります。

その最適温を作るためにも、電子レンジの出力は500wが丁度良いみたい(^-^)

なので結論、電子レンジでの焼き芋もワット数を駆使することで美味しく早く作ることが可能なんです。


僕は間違えて600wで作ったことがあるんですが、出来上がって楽しみに開けてみると白くパサパサな焼き芋になってしまっていたことを今でも覚えています。

きらのすけ
きらのすけ

これ多分80℃を越えてしまったっぽいわ…。


たった100wの差でも、仕上がりに大きく関係してくるのでしっかり500wを守って作りましょう。



また鍋で茹でる場合(粉ふき芋や芋きんとん)にも、

・沸騰したお湯にさつま芋を投入するよりも水からじんわりと茹でる。
・ボコボコと沸騰させ続けるよりも中温でじっくり芯から温めるイメージ。

という『β-アミラーゼ』を意識した加熱の仕方をする方が、甘さを引き出されているように感じます。

・電子レンジで美味しい焼き芋の作り方。


電子レンジでの焼き芋の作り方は簡単にまとめると次のような感じです。

【電子レンジで作る簡単焼き芋】

①さつま芋を洗う。
②濡らしたキッチンペーパーにくるんでその上からラップでしっかり包む。
③500wで1分~1分30秒チン。
④ひっくり返して200wで10分チン。
⑤触ってみて柔らかくなっていれば完成!(かたそうなら200wで2分ずつプラス)


きらのすけ
きらのすけ

時代の進化万歳!


・焼き芋を更に美味しく食べるワンアイテム。


電子レンジで焼き芋が10分から15分でできるなら、その間にもうひと手間かけることも不可能ではないはず可能です。

このもうひと手間が普通の焼き芋を極上のスイーツへと誘ってくれます。

【電子レンジ焼き芋のアレンジ方法】

・電子レンジ焼き芋+角切りバター
・電子レンジ焼き芋+バニラアイス
・電子レンジ焼き芋+カスタードクリーム
・電子レンジ焼き芋+みたらしのタレ



熱々の焼き芋にバターの塩気も良いし、バニラアイスの熱冷やも言わずもがな(^-^)

みたらしのタレをかければ大学芋風でおやつにもご飯にもいけそうです!

きらのすけ
きらのすけ

ちなみに僕なら、焼き芋を縦半分に開いてその間にカスタードクリームをたっぷり絞る。からの上からグラニュー糖ふりかけてバーナーで炙るね!

名付けて禁断の焼き芋ブリュレ!!真似するなよ!!


・まとめ


今回は、
美味しい焼き芋はレンジで500wが肝!その理由とは?

についてまとめました。

電子レンジで焼き芋を作る場合にも、温度を上げすぎて酵素が作用する温度をすぐに越えてしまわないことです。


おやつにも惣菜にもなるさつま芋はとても便利だしやっぱり美味しい!食物繊維も豊富で栄養価も高く、腹持ちもいいのでダイエットにも良いみたいですよ(^_^)

オーブンと比べるとはるかに時短で焼き芋が作れちゃうので、この秋やらない理由が見つかりませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました