寒い冬には、オレンジや柚子などの柑橘系も身がしまって美味しくなってきます。
食べ終わった皮でオレンジピールを作ることもあるけど、普通の棒状のオレンジピールよりも「SNSにもっと映える様な、もう少しおしゃれでかわいく仕上げることは出来ないかな?」と思ったことはないですか?
おしゃれでかわいいスイーツが出来たら、友達に配ったりSNSに投稿したりとお菓子作りがもっと楽しくなりますよね!
そして日持ちもするし、たくさん作っておけば毎日のブレイクタイムがもっと楽しくなります(^_^)
・かわいい輪切りオレンジピールの作り方を知りたい!
・輪切りのオレンジピールはどれくらい日持ちする?
・輪切りオレンジピールのアレンジ方法を教えてほしい…
あらためまして、僕はきらのすけといいます!
パティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり、数々のお菓子を作ってきました。
ケーキやデザートで使うオレンジピールなどの素材も全て手作りし、「既製品を使わない!」をモットーに駆け抜けてきたので、お役にたてると思います。
この記事を読んで、
・おしゃれでかわいいオレンジピールが出来て、SNSや友達からの反応が良くて嬉しい(^-^)
・日持ちするからたくさん作って毎日楽しみ!
・簡単にアレンジできてより満足!
と思ってもらえたら僕も嬉しいです(^_^)
余談ですがやっぱりオレンジピールには紅茶が合います。
僕の中で一時期ブームがあったロシアンティーという飲み物なんですが、これは温かい紅茶にマーマレードジャムを混ぜて飲む、爽やかで体も暖まるホットドリンクです。
これからの時期ほんとおすすめなので気になるかたは試してみてください(^-^)
・かわいい輪切りオレンジピールの作り方。
オレンジピールといっても、細長く棒状にカットされたものや、オレンジの果肉ごと輪切りにスライスして作られたオレンジ感たっぷりのものと形は色々あります。
ここではおしゃれな輪切りタイプのオレンジピールのレシピと作り方を解説していきます。
・レシピ
使う材料はほぼオレンジとグラニュー糖のみなのでシンプルです。
レモン汁は少し加えて上げると、酸味が出て甘ったるさも軽減されます。
なければなしでも大丈夫なのでお好みでどうぞ(^_^)
またバニラビーンズのさや。
その他にもコリアンダーという柑橘系に似た爽やかなスパイスをホールで少し(20粒位)加えて作っても、より香りが引き立ちます
※オレンジ1個分でも出来なくはないですが、よりきれいに作りやすい分量にするため、今回はオレンジを3個としました。
お菓子作りは作る量が少なすぎると逆に作りずらいし、失敗しちゃうから気を付けて。
・作り方
【1日目】
①よく洗ったオレンジの表面に竹串で穴を開けていきます。
穴を開けることで茹でるときに割れにくくなるし、苦いのも抜けやするなるよ!
②沸騰したお湯に塩を少し加え、オレンジを茹でこぼす。(これを2回繰り返す)
1回目と2回目はオレンジの皮を投入して、再沸騰したら1分ほどでOK!
③3回目の茹でこぼしは15分。
ここでしっかりとオレンジの皮が柔らかくなるまで茹でこぼそう!
④水にさらして2日間(48時間)苦味を抜いていく。
水にさらすことで徐々に苦味がとれていくよ。
半日に1度、きれいな水に変えてあげよう!
【3日目】
⑤苦味が取れたらオレンジを5㎜~1㎝に輪切りにしていく。
仕上がりの美しさに関わるから慎重にね!
⑥輪切りにしたオレンジの重さを計って鍋に入れ、その重さの90%のグラニュー糖を加えて30分おいておく。
グラニュー糖をふり混ぜておいておくと、オレンジから水分が出てくるからちょっと休憩タイム!
⑦しっかり水分が出たら弱火にかけて沸いたらアクを取り10分炊いて、そのまま丸1日寝かせる。
鍋の回りがポコポコするくらいの弱火でね!
火が強すぎると焦げたり、オレンジが固くなっちゃうから!
【4日目】
⑧⑦を弱火にかけて沸騰してきたら、ごくごく弱火で30分煮て、火を止めてそのまま丸1日寝かせる。
少しずつ浸透させていくイメージ。
本当に弱い火でじっくりとね。
【5日目】
⑨オレンジだけを容器に取り出して、シロップを少し煮詰める。容器に入れたオレンジにシロップをかけて保存して完成。
お疲れ様。
次の日から食べられるよ!
しっかりと苦味のない、食べやすいオレンジピールは作り出してから食べるまでの道のりは長いです。
だけどひとつひとつの工程は、茹でたり弱火で煮たりととても簡単なことばかり。
じっくりと時間と愛情をかけて作ったオレンジピールは期待以上に美味しいはずです(^-^)
・輪切りのオレンジピールはどれくらい日持ちする?
上のレシピを見てもわかるように、オレンジピールはビックリするくらいの砂糖が使われているので
とても長く日持ちします。
今回の輪切りタイプのオレンジピールの賞味期限は、半年~1年ととても長い!
半分以上砂糖でできていて、水分が少ないため保存が効くんです。
またオレンジピールというお菓子はオレンジキャンディとも呼ばれることもあって、名前から日持ちが長いんだなとわかります。
いろんなお菓子があるなかで、オレンジピールは砂糖菓子というカテゴリーに位置付けされていて、ジャムのように長く日持ちすることが特徴の1つです。
昔、冷蔵庫が無かった時代にはオレンジピールやジャムなどの長く日持ちがする保存食を作って、1年中フルーツを楽しんでいたことが浮かんできます。
先人の知恵に感謝ですよね!
オレンジが美味しい時期に沢山作っておけば、いつでもオレンジが楽しめます(^-^)
でも僕の今までの経験上、日持ちのするお菓子を「いつでも食べられるように」とたくさん作っていても、あっという間に食べてしまって長く持ったことがありません(笑)
・輪切りオレンジピールのアレンジ方法3つを紹介。
そのまま食べてももちろん美味しいけど、少し飽きてくるかもしれません。
そんな時はもうひと手間かけるか、他のお菓子と組み合わせたりすると、もっとオレンジピールを、楽しめるんじゃないかなと思います(^_^)
簡単なアレンジ方法は以下の3つです。
・チョコレートをつけてオランジェットに
・刻んで得意のケーキに混ぜ混む
・ シロップをソーダで割ってオレンジドリンク
定番人気のオレンジとチョコレートの組み合わせが止まらないオランジェットはもちろん、細かく刻んで得意のケーキ生地に混ぜ混めばいつもと違ったケーキになります。
パウンドケーキやシフォンケーキなど焼き菓子との相性はピカイチ!
生地に混ぜこんだり、デコレーションに使ったりと使い方は自由です。
またオレンジの香りが溶け込んだシロップも、ソーダで割れば立派なオリジナルドリンクに早変わり!
シロップまで活用できるなんて本当に捨てるところがないオレンジは優秀ですね(^_^)
・まとめ
今回は、
【SNSで映える!】甘くおしゃれな輪切りオレンジピールの作り方。
についてまとめました。
手間はかかるけど、その分味もこたえてくれます!
友達にプレゼントしたり、SNSに上げてみたりとみんなの反応も別格のはずです。
そのままでも十分おいしいのし、1度にたくさん作っておけばしばらく満足です!
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