こんにちは、きらのすけ(@kiranosuke_3_)です。
お菓子作りが好きな人やお菓子作りに挑戦してみようかなと思ってる人に、コロンと丸くカラフルなマカロンは憧れのお菓子ですよね(^_^)
マカロン作りって材料や作り方はシンプルで簡単そうだけど、シンプルなだけに奥が深い。。
あまり浮き上がらなかったりピエが出なかったり、表面がひび割れたり失敗の原因は様々。
今回はおうちでマカロンを作るときに起きる、生地を絞ったあとで乾かないという問題について解決していきたいと思います。
・マカロンを絞ったあと全然乾かないのはなぜ?
・絶対に乾かさないといけない?
・自然乾燥じゃないとだめなの?
この記事を書いている僕は、パティシエとして10年以上お菓子作りにたずさわり数々のお菓子を作ってきました。
それに100冊以上のレシピ本を読んできたのでお役に立てると思います(^_^)
この記事を読んで、マカロンがしっかり乾いてきれいなピエが出た!!と、お家でのマカロン作りが上手になってもらえると僕も嬉しいです(^-^)
・絞ったあとのマカロンが乾かない3つの理由
レシピ本には、「マカロン生地を天板に絞ったあと、指でさわってもくっつかない程度に乾かす」と載っていることが多いかと思いますが、
「しばらく待っていても全然乾かない…。」
「作る途中でなにが失敗してしまったのか?」
理由もわからないともうどうしようもできないですよね(^_^;)
早速ですがマカロンが乾かない理由は大きく以下の3つに分けられます。
・1つ目の理由〈マカロナージュし過ぎ〉
・2つ目の理由〈空気中の湿度の問題〉
・3つ目の理由〈メレンゲがしっかり泡立っていない〉
乾かない理由はいくつかありますが、全てをクリアしないと表面は乾きにくいし焼いてもピエは出てきません。
僕もマカロン作り初心者の頃は、マカロンが乾くのを1時間以上待ってたことがある(笑)
これらのマカロンが乾かない理由を、もう少し詳しくみていきたいと思います。
・1つ目の理由〈マカロナージュのやり過ぎ〉
まずは1つ目の理由です。
マカロン作りの最大の特徴は、泡立てたメレンゲにアーモンドパウダーや粉糖を加え混ぜ合わせた生地をマカロナージュすること。
マカロナージュすると、砂糖が溶けたメレンゲの泡がつぶれて液状化します。
この作業をすることによって、焼き上がりの表面がサクッとする仕組みです。
でもこのマカロナージュをやり過ぎると、合わせた生地の水分がもどり過ぎてなかなか乾かない状態になってしまいます!
またマカロナージュをやり過ぎると生地が柔らかくなりすぎて、絞り袋でうまく絞ってもキレイな丸にならなくなってしまうので、「乾かす」「形良く仕上げる」の2つの意味でもマカロナージュは適度にを守るようにしましょう(^_^)
僕もマカロナージュしすぎてきれいに丸く絞ったはずが流れてイビツな丸になってテンション下がることがよくありました…。
・2つ目の理由〈空気中の湿度の問題〉
あなたが作ったマカロンの生地が満点でも乾かない場合があることも覚えておきましょう!
その理由は、空気中の湿度の高さです。
冬などの乾燥した季節にはマカロンもしっかり乾いてくれますが、梅雨時期や大雨が降った日には空気中の湿度が高く生地が上手く乾かないです(^_^;)
なのでマカロンを作ろうと思ったら、雨の日を避けたり湿度を下げる対策をするなどして、部屋の環境を整えてあげることかとても大事になってきます。
エアコンをつけて除湿したりとマカロンの生地を作る前に、乾きやすい部屋を作ってあげることがより成功するためのコツです(^_^)
じめじめした梅雨のマカロンは本当に乾かない(泣)
・3つ目の理由〈メレンゲがしっかり泡立っていない〉
メレンゲがしっかりピンと角がたつくらい泡立てていないと、生地の水分が多くて乾きにくいです。
またマカロン作りのレシピには「フレンチメレンゲで作るタイプ」と「イタリアンメレンゲで作るタイプ」の2つがあります。
これについてもう少し詳しく説明すると、フレンチメレンゲよりも煮詰めたシロップを使って作るイタリアンメレンゲのレシピのほうが生地が乾きやすいです。
なのでどうしても乾きにくい場合はイタリアンメレンゲのレシピで作ってみるのもいいかもしれません(^_^)
・そもそもマカロンを乾かすのはなぜ?
マカロンが乾かない理由が分かれば、もうしっかりと対策できると思います。
しかしそもそも「なんでマカロンの生地を絞ったあとに乾かしてから焼かないといけないのか?」を知っていますか?
答えは「ピエ」を出すためでした。
マカロンは泡立てたメレンゲにアーモンドパウダーや粉糖をたくさん加えた生地をマカロナージュして焼き上げるお菓子。
マカロン最大の特徴は丸く絞られた生地の下側に、このピエと呼ばれる足がピョコンと出ていること。
このピエを出すためには、焼き上がって膨れ上がる生地の行き場を無くしてあげないと下から生地が出てくることはありません。
なのでしっかりと膜がはるくらいに、乾かしてから焼かないといけないんです(^-^)
ここを知っておくことでその他の工程のなぜもわかってくるので、マカロン作りがより上手になると思います!
・自然乾燥よりも早く乾かす裏ワザ。
季節によって温度や湿度が変わればマカロンが乾く時間も変わってきます。
特に梅雨時期なんかは本当に乾かないので、自然乾燥ではちょっと限界を感じます(^_^;)
そんな時は以下の方法を試してみてください。
・扇風機やドライヤーで強制乾燥
・うちわであおいで乾かす
・オーブンで乾燥焼きする
扇風機やドライヤー、うちわを使って風を当てててを早く乾かす方法はどの家庭でもできますね(^-^)
オーブンでの乾燥焼きする方法は、100度に余熱しておいたオーブンにマカロンを絞った天板を入れて5分待つというもの。
※この時オーブンはスタートさせず、止めたままにしておきます。
焼くんじゃなくて乾燥させるイメージで!!
しっかりオーブンを余熱しておけば、室温よりもはるかに乾燥しているのでマカロンが乾きやすいです。
マカロン作りに向いていない季節では、僕も毎回使っている裏ワザです。
・まとめ
今回は、
絞ったあとのマカロンが乾かない3つの理由【早く乾かす裏ワザあり】
についてまとめました。
しっかりと乾かしてきれいなピエを出してくださいね(^_^)
ではまた。
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